明日の保育を、もっと人に優しく―憲法がわかれば、保育が変わるー
  • 発売日:2026/10/09
  • 出版社:一藝社
  • ISBN:9784863593152

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明日の保育を、もっと人に優しく―憲法がわかれば、保育が変わるー

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通常価格 1,700 円(税込)
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商品説明
憲法という言葉を聞いて、日々の保育を思い浮かべる人は少ないかもしれません。憲法は国を動かすための難しいもので、自分たちの日常とは遠いものだと思われがちです。
 しかし、実は保育の現場こそが、憲法の理念が最も鮮やかに息づいている場所なのです。本書『明日の保育を、もっと人に優しく―憲法がわかれば、保育が変わる―』では、なぜ人に優しい保育のために「憲法」という視点が必要なのか、そして、明日からの保育実践を支える具体的なヒントはどのようなものかを、現場の目線からわかりやすく解説していきます。

保育は「人権」を守る最前線
 憲法が定める「基本的人権」は、年齢に関係なく、生まれたその瞬間から、すべての赤ちゃんに備わっています。
 ○泣いている赤ちゃんのおむつを取り替える。
 ○空腹を満たし、その存在を丸ごと受け止める。
 こうした日常の何気ない保育の関わりそのものが、実は憲法第11条や13条(個人の尊厳)を具現化する「人権擁護」の実践にほかなりません。保育者は単なる「お世話係」ではありません。世界で一番ちいさな「国民」の権利を守る、国家レベルで重要な役割を担うプロフェッショナルです。憲法の視点から考えてみることは、自らの仕事の尊さを再確認し、迷ったときの「心のコンパス」を持つことにつながります。

明日からの保育がもっと深まる4つの視点
Ⅰ 子どもと一緒に「人権」のはじめの一歩
 目の前の子どもを一人の「主人公」として尊重する、保育の原点を見つめます。子どもの「やりたい!」「いやだ!」という心の声を尊重することは、憲法が保障する自由や平等の実践そのものであることがわかります。

Ⅱ 園と社会をつなぐ「安心」のルール
 なぜ「保育所保育指針」や「幼稚園教育要領」を守らなければならないのか。それは、指針が憲法を頂点とする「法律のバトン」の終着駅だからです。保育が憲法第25条や26条に基づき、社会全体で子どもを支える公的な役割を持っていることを確認します。

Ⅲ 明日からの保育がもっと「優しく」なる視点
 砂場での貸し借りや、遊びの中での葛藤。こうした日常の関わりが、実は憲法が目指す「平和で民主的な社会の形成者」を育てる第一歩であることを説明します。憲法の視点を持つことで、子どものつぶやきや行動がより愛おしく、深い意味を持って見えてくるはずです。
Ⅳ みんなが「幸せ」に過ごせる園であるために
 子どもの幸せを守るためには、保育者自身の権利(働く環境)が守られていることが大前提です。保育者が笑顔で生き生きと働くことが、巡り巡って子どもの生存権や幸福追求権を保障するという「権利の循環」について考えていきます。

 この本を読み終える頃には、あなたが日々行っている保育の一つひとつが、いかに価値があり、憲法の理想とつながっているかに驚き、納得していただけることと思います。
目次
Ⅰ 子どもと一緒に「人権」のはじめの一歩  基本的人権と保育・憲法の考え方を大切にする

1「主人公」としての子どもをまるごと受け止める 10

2 その子らしさと「楽しい!嬉しい!」を大切にする 12

3 どの子も「仲間はずれ」にしない温かいクラスづくり 14

4 心と体の安全を守り、悲しい思いをさせない 16

5 「やりたい!」「いやだ!」という心の声を尊重する 18

6 専門的な気づきを共有し、共に環境をクリエイトする 20

7 この仕事に誇りをもち、自分らしく働き続ける 22

8 いろいろな家族の形を尊重し、手を取り合っていく 24

9 毎日を健やかに、笑顔で過ごせる生活を保障する 26

10「もっと知りたい!」という学びの芽生えを育む 28

コラム①  赤ちゃんも一人の「国民」?  憲法が守る世界一小さな主人公たち 30



Ⅱ 園と社会をつなぐ「安心」のルール 教育と福祉のしくみ 保育の公的な役割を知る

11 憲法という「心のバトン」を現場の保育へつなぐ 32

12 ここは「学びの場」 学校教育のはじまりを支える自覚 34

13「教育を受ける権利」を支える制度のバトンを渡す 36

14 いつでも、どこでも、質の良い保育が受けられるように 38

15 偏りのない、フラットな視点で子どもたちと向き合う 40

16 おうちの人と一緒に、子どもの育ちを喜び合う 42

17 園は地域に開かれた「みんなの広場」であること 44

18 街のみんなと協力して、もっとよい園をつくっていく 46

19 今の時代の「困った」に、新しい視点で応えていく 48

20「憲法」を学ぶことは、子どもを愛するための土台づくり 50

コラム② 法律のピラミッドを探検!  なぜ「保育指針」は守らなきゃいけないの? 52



Ⅲ 明日からの保育がもっと「優しく」なる視点 保育の実践と憲法 日々の関わりを深める

21 子どもの「ふしぎ」や「つぶやき」を一緒に楽しむ 54

22「困っている子」の背景にある暮らしを想像する力 56

23 保育者の優しいまなざしが、憲法の理念を体現する 58

24 遊びの中の「貸して」「いいよ」が民主主義のはじまり 60

25 ぶつかり合いも大切な経験 折り合う力をゆっくり育てる 62

26 子どもの「言いたいこと」を代わりに伝える守護者に 64

27 迷ったときは「憲法」に戻り、プロとしての自分を磨く 66

28 子どもを一人の人間として敬う言葉を、丁寧に選ぶ 68

29 「子どもを育てる」という仕事の尊さを再確認する 70

30 学生時代に培う「確かな目」が、未来の保育を救う 72

コラム③  砂場は「小さな民主主義」の練習場? 遊びと第21条の意外な関係 74



Ⅳ みんなが「幸せ」に過ごせる園であるために 園運営・社会とのつながり 園の未来を考える 

31 園のルールは、子どもたちの幸せのためにある 76

32「責任ある仕事」だからこそ、法の支えを理解する 78

33 孤立を食い止める「心の避難所(サードプレイス)」になる 80

34 園の設備や安全点検は、大切な命を守る「砦」 82

35 保育者が笑顔で働けることが、良い保育の第一歩 84

36 社会の未来を創る「大切な役割」を堂々と果たす 86

37 地域に愛され、信頼される「プロの集団」として 88

38「子どもは哲学者」であることを社会へ宣言する 90

39 新しい政策も「子どもにとってどうか」の視点で見る 92

40 子ども・保護者・保育者が、共に育ち合える共同体へ 94

コラム④  先生が笑顔で働けるのは、子どものため?  憲法が支える「保育の質」 96

あとがき 97

著者紹介 99
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