日曜日の散歩者 風車詩社とその時代 精選版

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日曜日の散歩者 風車詩社とその時代 精選版

日曜日の散歩者 風車詩社とその時代 精選版

陳 允元 (編集)
黄 亜歴 (編集)
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商品説明
いま甦る台湾モダニズム

1930年代、日本統治下の台南に現れ、
初めてシュルレアリスムの詩風を台湾に持ち込んだ
モダン詩人団体「風車詩社」とは――


一瞬前の出来事は繰り返されず、次の一瞬には歴史となる。――黄亜歴

1945年の終戦後、国民政府による虐殺、白色テロ、それに伴う言語の断絶、死亡、絶筆によって、このシュルレアリスムの風が、戦後も吹き続けることはなかった。次世代のモダニズム運動に直接影響を与えることはなく、一度は歴史の地層に埋もれた、いわば琥珀のような存在となった。1970年代末、風車の詩人たちが再度発見された時、透き通った固形状の液体には、1930年代の若々しい時代のエスプリが輝いていた。(「序:前衛の反響」より)

ドキュメンタリー映画『日曜日の散歩者』を原案とし、台湾で刊行された『日曜日式散步者(全二冊)』より、主要な詩作および論考を中心に編纂した日本版選集である。
目次
<目次>
日本語版 序文

第一部 瞑想する火災:作品/解説

序 陳允元「前衛の反響」

一、現実の傾斜で発光するオーロラ:風車詩社作品選
楊熾昌「日曜日の散步者」(全18篇) 略歴/詩/小説/評論
李張瑞「恋愛詩」(全28篇) 略歴/詩/小説/評論
林修二「黄昏」(全17篇) 略歴/詩
張良典「星のない夜」(全5篇) 略歴/詩
戸田房子「風車の庭」(全6篇) 略歴/詩
福井敬一「風車の友」 略歴/作品

二、閲読の複数ルート
楊佳嫻「尖塔のつむじ風:中国文壇とシュールレアリスムの出会い」
施 淑「風車の左」
印 卡「人を惑わす空気のような果実──風車の環境界について」
港千尋「越境する蝶――水蔭萍から立石鐵臣へ」


第二部 世界からの電波:思潮/時代/反響

一、連続発信される高強度の信号、「時代形/声」

(一)先鋒の声
マリネッティ「未来派宣言」
トリスタン・ツァラ「ムッシュー・アンチピリンの宣言」
アンドレ・ブルドン「シュールレアリスム宣言(一九二四年)」
平戸廉吉「日本未来派宣言運動」
北園克衛、上田敏雄、上田保「A Note December 1927」
無署名(春山行夫)「『詩と詩論』創刊号後記」
北川冬彦「新散文詩への道」

(二)蜿蜒なる銀河:ヨーロッパ・日本のアヴァンギャルド詩選
ギョーム・アポリネール、マックス・ウェーバー、ポール・エリュアール、アンドレ・ブルトン、ジャン・コクトー、林修一、楊熾昌、神原泰、萩原恭次郎、高橋新吉、上田敏雄、西脇順三郎、安西冬衛、北川冬彦、春山行夫、北園克衛、竹中郁、瀧口修造、山中散生、村野四郎

二、時代の形/声
方婉禎「文学/脳髄を燃やす火種」
岩本憲児「映画/戦前日本の欧州アヴァンギャルド映画」
張世倫「カメラ/新興写真のモダニティリフラクション」
謝仲其「音声/風車詩社と戦前音響芸術」

三、反響:ドキュメンタリー映画『日曜日の散歩者』
陳平浩「コクトーの手、水蔭萍の脚──黄亜歴『日曜日の散步者』におけるドラマ部分と再現について」
孫松栄「死して再び咲く花:『日曜日の散步者』のモンタージュ思想」
黄亜歴「後記 片隅の瞳」

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