先のネパール地震の被災地にも出動した災害救助犬「夢之丞(ゆめのすけ)」。勇ましい顔で颯爽と歩く彼は、元捨て犬だった……。
野良犬として動物愛護センターに保護され、殺処分寸前のところを、災害救助犬候補生として救われた夢之丞だが、災害救助犬としての素質はもちろん、人におびえてゲージの外にも出てこず、可能性はほぼゼロに近かった。それでも、トレーナーたちはあきらめなかった。「ダメな犬なんかいない、無駄な命なんてない、ダメにしているのは人間だ」。根気強く訓練をつづけていく人間に対し、次第に夢之丞は心を開くようになり……。
夢之丞の活躍を、空から見守る一匹の猫の視点で綴る、感動の物語。