はしがき
総論 「将軍の港」とは何か? 髙久智広
第1部 一八〜一九世紀の社会変容と西摂津地域
Ⅰ 近世後期幕領における地域資産の形成と灘目酒造――大坂谷町・鈴木町代官支配所の郡中備籾を事例に 尾﨑真理
Ⅱ 浜本陣と西国諸藩――網屋(安田)惣兵衛家・肥後熊本藩の事例から 水嶋彩乃
Ⅲ 慶応二年の打ちこわしと兵庫の政治・軍事拠点化 澤井廣次
第2部 幕府の海防・開港政策の展開と兵庫・神戸
Ⅰ 幕末期兵庫津の海防と明石藩 加納亜由子
Ⅱ 嘉永・安政期の大坂城代土屋寅直の海防政策 菅 良樹
Ⅲ 天保山台場築造に関わった大坂町奉行所の与力・同心――『目標山御台場日記』を読む 小野田一幸
Ⅳ 幕府の艦船運用と江戸・兵庫――順動丸にみる将軍上洛の前提 神谷大介
Ⅴ 神戸開港前夜の炭鉱開発――生野銀山石川伊兵衛の挑戦 添田 仁
Ⅵ 兵庫開港の経緯――日米修好通商条約締結の交渉の場からみる 小野田一幸
Ⅶ 幕府官僚柴田剛中の視点からみた兵庫開港の実像 髙久智広
第3部 神戸開港をめぐって
Ⅰ 史料からたどる開港期の神戸の人びと――変革期の商業・外交・行政の諸相 有賀陽平
Ⅱ 慶応三年江戸の社会情勢と外国人 𠮷﨑雅規
Ⅲ 幕末維新期における西摂沿海地域秩序の解体――漁業を中心に 河野未央
Ⅳ 旧神戸海軍操練所から明治期の港湾遺構の発掘調査 藤井太郎
Ⅴ 手彩色写真にみる開港地神戸 水嶋彩乃
あとがき