【特集】阿波公方――270年続いたもう一つの足利将軍家
京都の将軍が恐れた唯一の対抗馬・阿波公方。
明応の政変によって二つに分かれた足利将軍家。
第11代将軍義澄が四国・阿波に送り込んだ義維は、三好氏・細川氏ら有力勢力と結びつき、畿内の政治にも介入していく。
義晴・義輝・義昭ら京都の将軍家と対峙し、ときにその地位を脅かす存在となった阿波公方は、なぜ阿波に根を下ろし、いかにして戦国の動乱を生き抜いたのか。
第14代将軍・足利義栄を送り出し、270年もの長きにわたって血脈を守り続けた名門の軌跡を辿る。
阿波公方の成立から戦国期の政治的展開、第14代将軍・足利義栄の将軍就任、そして徳島藩主蜂須賀家との関係などを最新研究で繙く。