思索のアジール
  • 発売日:2026/04/17
  • 出版社:森話社
  • ISBN:9784864051958
通常価格 6,820 円(税込)
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商品説明
女性芸術家・「他者」表象・「美術」の境界

ジェンダーやポストコロニアリズムの視点を交え、境界から再検討される美術史とは? 女性芸術家・「他者」表象・「美術」の境界という3つのテーマを軸に広く視覚表象の事例を検討し、美術史を形作ってきた歴史的枠組みを、「芸術」や「西洋」として定められるものとその外部との境界から複眼的に再考する。天野知香お茶の水女子大学名誉教授の退任を記念した14稿から成る、女性たちによる美術史論集。
目次
第1部「女性芸術家をめぐって」
第1章 一六世紀ネーデルラントの女性画家、マーイケン・フェルヒュルストを巡る一考察 廣川暁生
第2章 一九世紀後半のフランスにおける女子芸術教育改革の試み ──女性画家エレオノール・エスカリエによる提案とその意義 志水圭歩
第3章 女性の公共装飾画家クレマンティーヌ=エレーヌ・デュフォーに関する試論 原田佳織
第4章 ガブリエレ・ミュンターの一九二〇年代における女性素描──青騎士以後の芸術的自立 伊藤彩乃
第5章 ブルターニュの応用芸術刷新運動におけるジャンヌ・マリヴェルの役割──一九二〇年代フランス「地方、小芸術、女性」 味岡京子
第6章 田部光子の一九六〇年代末から一九八〇年代における表現再考──「名づけ得ぬもの」をめぐって 正路佐知子
第2部 「他者」をめぐる眼差し
第7章 異郷を描く──一九世紀末ロンドンの絵画市場と日本 粂和沙
第8章 ロシェ兄弟による民族誌学彫刻の実践──《ドン・ペドロ一世の記念碑》及び習作(彩色石膏胸像)を通して 諏訪園真子
第9章 プリント・テキスタイルにみる国民国家の表象──ガーナ建国期を事例として 門田園子
第10章 エマ・エイモスの作品と実践から考える「黒人女性芸術家」 内山尚子
第3部 「美術」の境界
第11章 羊皮紙に羊皮紙を描く──画家ジョヴァンニ・ヴェンドラミンによるプリニウス『博物誌』扉絵 松下真記
第12章 「装飾」が結ぶ美術と演劇── 一八九〇年代初頭の芸術座およびナビ派周辺の言説と実践から 袴田紘代
第13章 斎藤佳三『国民服の考案』を読む──男性の場合と女性の場合の差異に注目して 安城寿子
第14章 ジュディ・シカゴとキャリル・チャーチルのフェミニスト的戦略──女性芸術家の権威をめぐる二つの晩餐の場面について 金田迪子
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