全体を6章に分けて計18篇の作品を収録しています。
第一章 文士漱石、日常生活を語る
第二章 漱石、ロンドン留学時を愉快に語る
第三章 漱石、過去を回顧する
第四章 漱石、修善寺の大患を回想する
第五章 漱石、友人子規とケーベル先生を語る
第六章 漱石の身辺雑記的作品
一例を挙げると・・・
作家生活を愉快に語る「文士の生活」「余と万年筆」。官費留学した英国での生活を、抱腹絶倒の筆致で語る「倫敦消息」「自転車日記」。生まれや親兄弟などについて語る「僕の昔」、落第までした「私の経過した学生時代」と「落第」。そして「思い出す事など」は、則天去私の心境に至った「修善寺の大患」を振り返ったものです。また親友の正岡子規、恩師ケーベル先生との交流、身辺雑記的な作品も収録。謹厳そうなイメージとは違った、楽しげで陽気な漱石、しみじみとした素直な漱石を感じることができます。