【大活字本とは?】
響林社の「大活字本」シリーズは、B5サイズ(週刊誌大)に、明朝体で20-22ポイント程度の大きな文字で印刷されているため、楽に読むことができます。
【解説】
『道草』は漱石の自伝的小説であり、他の作品とは異なり私小説的色彩が濃い。英国留学から帰国後に結婚してから数年間の頃の生活が題材で、幼少の頃、塩原家に養子に出されたこと、英国留学から帰国して神経衰弱となったことなどが反映されている。大学教師の健三は偏屈者で、妻お住とはお互いに不満を持っている。ある日、散歩道で出会ったかつての養父の島田が現れ金を無心する。さらに妹や妻の父までが現れ、金銭等を要求する。健三はなんとか工面して区切りをつけるが、世の中片付くものは何もないと慨嘆する。