自分は何を学ぶか、どんな人間になりたいか、友 とどう磨き合うか。
経験したことは後に必ず力となるはずだ。
この本は、特別な人に向けて書いた本ではない。福岡第一高校男子バスケットボール部
でベンチ入りすることができなかったような、ごくふつうと自分自身が思い込んでいる人たちに読んでいただけるようにという思いで書いている。
自分自身が目にしたこと、聞いたこと、考えたこと……とにかく経験して結果が出たこ
と、今すぐは難しくても後に必ず力となること、心を動かされ自らも指針となっていること、を中心に執筆している。
私が経験から手にした教育への思いや願いの何がみなさまのお役に立つのか、どのように表現したら伝わりやすいか、つまり、先生である私からのアシストパスとなるのか細心の注意を払いながら丁寧に執筆したつもりだ。
これから先の長い人生の中で、みなさまへのナイスパスとなるものが一つ二つ、あるい
はその一つが壁となっているものを突破するポイントになったとしたら、私にとってこれ以上の幸せはない。
「はじめに」より