「もし今、大きな地震が来たら――私はこの子を守れるだろうか」
小さな子どもがいるお父さん、お母さんなら、一度はそんな不安を感じたことがあるかもしれません。
でも、防災というと、「完璧な備蓄をしなきゃ」「全部そろえなきゃ」と思って、かえって動けなくなることもありますよね。
本書『子どもの命を守るママの防災』は、そんな親の不安に寄り添いながら、“本当に大切な備え”をやさしく教えてくれる一冊です。
この本が伝えているのは、特別な知識や高価な防災グッズよりも、「もし今だったらどう動く?」を家族で少し考えておくことの大切さ。
地震が来た瞬間、抱っこ中なら? ベビーカーなら? 子どもが泣き叫んだら? パパと連絡が取れなかったら?――小さい子どもがいる家庭だからこそ起こる“リアルな場面”を、具体的に、わかりやすく解説しています。
印象的なのは、「不安を感じるのはダメな親だからじゃない」というメッセージ。
「守りたい」という気持ちがあるからこそ不安になる。だから、その不安を“準備”に変えていけばいい――そんな言葉に、肩の力がふっと抜けます。
また、「一度に全部やらなくていい」「今日できることを一つだけ」というスタンスなので、忙しい子育て中でも無理なく読めるのも魅力です。
避難場所を確認する。寝室の家具を少し見直す。子ども用のお菓子を防災バッグに入れておく。そんな小さな行動が、家族を守る力になることを教えてくれます。
この本は、怖がらせるための防災本ではありません。
“もしも”のとき、親子で少しでも落ち着いて動けるようにするための本です。
「まだ何も準備できていない…」と思っている人ほど、ぜひ読んでほしい一冊。
読み終える頃には、「完璧じゃなくても、今日からできることがある」と思えるはずです。