■その一文、いらない。
丁寧に書いた。詳しく説明した。誤解されないように言葉も足した。
それなのに、なぜか伝わらない―。
朝日新聞の元校閲センター長が教える、「何を削り、何を残すか」の文章術
こんな経験は、ありませんか?
・メールを書くと、つい長くなってしまう
・丁寧にしようとして「~させていただく」を重ねてしまう
・企画書や報告書を読み返すと、何が言いたいのかわからない
・「非常に」「とても」「画期的な」など、修飾語をつい盛ってしまう
・AIが書いた文章が、整っているのにどこか読みにくい
その原因は、言葉が「足りない」からではありません。
むしろ、「余計な言葉」が多すぎるのかもしれません。
本書『文章は削ると、うまくなる。』は、朝日新聞で長年、校閲に携わってきた前田安正氏が、
文章から不要な言葉を見つけ、「何を削り、何を残すか」を具体的に教える一冊です。
文章をうまくするために、難しい言葉や気の利いた表現を覚える必要はありません。
大切なのは、書き足すことよりも、まず削ること。
【たとえば、こんな「引き算」で文章は変わる】
◆ 丁寧すぎる敬語やクッション言葉を整理する
◆ 1つの文には、1つの要点だけを書く
◆ 「まず最初に」「今現在」など、重なった意味を削る
◆ 「~が」「~ので」で長くつながった文を分ける
◆ 主語と述語を近づける
◆ 音読して、文章の「つっかかり」を見つける
◆ 漢字とひらがなのバランスを整える
◆ あえて説明しすぎず、読み手が考える「余白」を残す
本書では、こうした「引き算」のルールを、
豊富なBEFORE/AFTERの例文を使ってわかりやすく解説します。
ただ短くすればいい、という本ではありません。
削るべきなのは、「なくても意味が変わらない言葉」。
必要な言葉はきちんと残し、読み手に負担をかける言葉だけを取り除いていきます。