■和田秀樹先生がシニアに贈る孫育ての成功術「知的孫育」
孫はシニアの人生後半に贈られた最高の贈り物。
そんな孫にシニアが向き合うべき姿として、和田秀樹先生が提案するのが「知的孫育」です。
昨今、シニアに子育ての負担が過度にかかることから、「孫疲れ」といった言葉が聞かれるようになりました。自分を犠牲にしてまで、孫の面倒を見る姿勢は立派ですが、望ましい孫との関わり方とは言えません。孫の面倒を見ることは義務ではありません。必要以上の無理をすることはないのです。
しかし、孫の面倒を見ること自体はいいことです。シニアにとって孫は新しい刺激となります。脳の活性化や認知機能の維持に繋がりますし、生きがいや幸福感の源泉にもなります。
がんばりすぎや我慢しすぎで「孫疲れ」を覚えてしまうのは、もったいないです。
これからは「知的孫育」で、孫育を知的活動にし、特別な時間にしていきましょう。
シニアライフを楽しみつつ、子どもの成長をもう一度見守りながら、シニア自身がもう一度成長する時間にするのです。
孫育をそのような知的活動にするために、何よりも大切なことは、孫の自己肯定感を高めることです。孫に「自分はできる!」という感覚を身につけさせ、自信を積み上げてあげることが、その後の人生に大きな影響を与えます。
本書はこの「知的孫育」を実践するためのノウハウが詰め込まれた貴重な1冊です。
声のかけ方、接し方といった日常生活を送るうえでのポイントはもちろん、長年受験指導に携わってきた著者ならではの視点もふんだんに盛り込まれています。
たとえば、勉強には「正しい勉強法」と言える効率のいいやり方がありますが、多くの家庭で自己流の勉強をしています。そこで、親よりもゆとりがあるシニアが「勉強のやり方」を学び、孫に伝えてあげるのです。そうすることで、いい成績を取れるようになり、自信をもつことができます。
孫が合わない塾に通って自信をなくしていたら、無理な塾通いを見直させ、その子にあった勉強ができるように導くことで、勉強嫌いになることを回避し、自信を取り戻してあげることができます。
現在は中学受験が過熱していますが、中学受験がすべてではありません。中学受験に向いていない子を無理に取り組ませて自信を喪失させるくらいなら、先取り学習の手伝いをして大学受験に照準を合わせる方が賢い戦略と言えます。
本書には、こうしたシニアだからこそできる「孫育の成功術」が詰め込まれています。
ひとつひとつは小さなことですが、その積み重ねが孫の可能性を大きく開きます。
孫と関わるすべてのシニア必読の1冊です。