- 発売日:2026/08/25
- 出版社:鳥影社
- ISBN:9784867822333
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たかが漁師 されど漁師
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商品説明
これは日本一「漁をする」漢の偽りなき思い
カジキ等大目流し網漁 18年連続 日本一(1980年〜1997年)
サンマ漁漁獲高 日本一(2015・2016・2017年 3年連続)(2023・2025年)
17歳で海へ。
東シナ海、南シナ海、北太平洋。
渡りつづけて得たものは
大漁、喝采、海の上の了見。
未だかつてない漁師の激白集
カジキ等大目流し網漁 18年連続 日本一(1980年〜1997年)
サンマ漁漁獲高 日本一(2015・2016・2017年 3年連続)(2023・2025年)
17歳で海へ。
東シナ海、南シナ海、北太平洋。
渡りつづけて得たものは
大漁、喝采、海の上の了見。
未だかつてない漁師の激白集
目次
まえがき
一章 決断、また決断の少年時代
01⎜俺がやる、と決めた13歳
お喋り好きで、人が好き/ガキ大将ではなく、目立つ子/女性には優しく─本能で築いた人間関係/「俺が漁師をやる」─13歳の決断/高校は1ヵ月で転校
02⎜「兄は自爆、弟は人殺し」─18歳の事故と「いまに見ておれ」
ホンダ450㏄と、12月の夜/「事実を言ってんだ」─警察官との応酬
03⎜父・勇─海賊と呼ばれた男の背中
初代、二代目から勇へ─橘湾から外海へ/仏様/次男にはおおらかに
二章 親子船から兄弟船へ─そして日本一
04⎜父と入れ替わるように海へ
見習い船頭/月に2航海の限界と、北海道の船の衝撃/流し網への転換─製網会社の初代会長を動かした父
05⎜船を買う─第三幸盛丸
言い値3000万円を2000万円に/生き神様が見抜いたひび/荷札にメモして船を覚える/佐多岬沖、エンジンが泣き出した/「パパパパッ」─自己流修理で生還
06⎜南シナ海への挑戦─ロランCと等深線を頼りに
網さえ持っていけば、絶対に獲れる/ロランCが片方しか受信できない/等深線を伝って南下、底刺し網で大漁!/香港沖で、カジキ380本/流し網漁は眠れない/ジャンク船、来る
07⎜第五幸盛丸─太平洋の果てへ
酒田で掴んだ凍結船─8500万円を5250万円に/日付変更線まで走れ/22日で3200万円
08⎜巡視船「宗谷」に拿捕─呪いの言葉の代償
大漁のカジキが封印されそうに/沖合3日間の取り調べ/「呪い殺してやる」─若気の至り/函館1週間の代償
09⎜50時間不眠の果て─かまぼこ岩の奇跡
2昼夜、舵を握り続けた/舵にもたれたまま、眠ってしまった/バージ船で吊り上げる─300万円の代償/かまぼこ岩が船を救った/事故が、漁運を呼んだ/少数精鋭の理由
10⎜海の上の食卓─刺し身からカレーへ
船上の食事は、刺し身と煮付けだけ/カツオとサンマは毎日でも飽きない/親父の代から言われ続けた戒め/試した時に限って、トラブルが起きた/息子の代は気にしない
三章 結婚─幸せと漁を後押しした出会い
11⎜妻・里美との出会いと結婚
鹿の子編みのセーターから始まった縁/梅田駅で1時間、赤いネクタイを探して/結婚式─400人への誓い/気丈だった新妻
12⎜9歳の船頭─橘湾の人命救助
塾への通いは、伝馬船で/衝突─海に人が落ちた/漁協へ、全速で/「子供の操船は問題」と言い出す者も/お礼に来た人と、1年間のトラウマ
13⎜第七幸盛丸─太喜と回航した凍結船
息子と船を買いに三陸へ/正月前の回航、太喜も乗り込む/ゲロゲロ吐きながらも、船で帰ると言い張った
14⎜妥協を知らない男─太喜という人間
「喧嘩して負けて帰ってくんな」
15⎜「水産高校に行ったら漁師にしかなれんけん」─太喜の進学と決意
父親の迷いが息子を揺さぶった/バリカンで丸刈り─生徒会長への立候補/面接でフィッシュポンプを聞かれた/ぎりぎりで切り抜けた卒業試験/「1週間で帰ってこい」
四章 サンマの熱狂
16⎜第一太喜丸─親心の船名
東シナ海に見切りをつけた年/倒産社長への3000万円/息子の名を刻んだ船─「第一太喜丸」命名の親心
17⎜裏切り、そして「サンマの神様」
3年契約─体で覚えろ、獲り方を教えてやる/船頭のKさん、引き抜かれる/石巻へ─「サンマの神様」を訪ねる/渡辺船頭の教え─「他の船が2回やる間に俺は3回やるぞ」/「いまに見ておれ」─2年目の雪辱
18⎜世界初、LED集魚灯でサンマを獲る
大学4年生の問いかけ─LEDでサンマが獲れるか/第一太喜丸に試験搭載─燃油代20分の1の衝撃/息子を一人前に─浅野船頭に託す/台風18号と、90トンの大漁/全国ネットで30分─「若き漁師の1年」として放送された
19⎜第三太喜丸─「復興のシンボル」と10億円の大船
震災の発生/二転三転していた新造計画/思わぬかたちでの船頭復帰/「復興のシンボルになる」/初の新造船─総事業費10億円/「同じ日に出た船には負けられない」/ソナーがテストモードのまま1年間/2ヵ月半で3億円
20⎜「俺が愛しているからさ」─金融機関が来た日の一言
「また船を造るんですか」/「サンマを愛しているからさ」/一言でゴーサインが出た
21⎜第五太喜丸─神様との3年間と連続日本一
渡辺船頭が乗ると聞いて、業界がざわめいた/「神様に宣戦布告してるのと同じだぞ」/初年度、五号1位・三号上位─差は5000万円/差は広がるも、底上げは確実/渡辺船頭、引退─「獲れなかったら俺が乗ってやるから」
22⎜第八太喜丸─不漁の逆張り
「頭おかしいんじゃないか」と言われた建造決断/17億円の最新鋭船/令和5年─「オール長崎」で初の日本一/令和7年─6億5000万円、歴代最高記録更新/「パパって日本一なの?」
五章 海の男の了見─酸いも甘いも波の中
23⎜失敗もまた尊く①─ハマチの養殖
漁師の肚に溜めた話/「育てる漁業」を始めた日/赤潮─一晩で8000匹が全滅した/自然には勝てない
24⎜失敗もまた尊く②─かまぼこ屋の狂騒
ゴルフと飲み屋の日々/長崎魚市で目撃した光景/かまぼこ店に毎朝2時から弟子入り/
卸値と売値の区別がつかなかった/「お前たちの本業は船だ」/失敗が教えてくれたこと
25⎜船の縁─海の男の阿吽
「良くて2000万」と言われた船/「6000万でどうですか」/玄人同士の値付け/「第一」の名を残した船
26⎜がん罹患の発覚
妻の体調不良がきっかけだった/「1航海だけ乗ってきます」
27⎜お金は嘘をつかない
「親父を死なせたくない」/帛紗に包んだ現金300万円/翌日の先生の表情に変化が/金を出す時は─
28⎜1時間で決めた家─1億3800万円の契約
「お前も家を建てろ」─床柱が2本ある家/30分で描いた間取り─漫画を描くように/いい話は、悩んでいる間に逃げていく
29⎜勝手に奢って怒られた─40万円と、船団長のプライド
東北の流儀を知らなかった/船団長の一喝/「我々にもプライドがあるんだぞ」
30⎜九州の餅まき、気仙沼に咲く─そしてやめた理由
「出船送り」という文化/8000個の餅を、船の上からまく/「長崎から来た太喜丸があんなことをするから困る」
31⎜競い合いの海から、情報オープン化へ
競い合いの世界だった/まったく別の生き方/常識のレベルアップ─太喜の育成哲学/
IQ制度と燃油問題─海の現場から国へ/太喜に託した思い
六章 井上家の女性たち
32⎜美しく、厳しかった母
女神のような厳しさ─漁師の家に嫁いだ女/着物姿の美しさ/母の沈黙/父の後を追うように、87歳で
33⎜気が強くて仕事の早い姉
男だったらいい船頭になったはず/姉の息子たちが、船に乗る/兄弟、それぞれの海へ
34⎜4人の娘たち
長女・市子─「市場のように賑やかな子に」/3歳から書道を始めた理由/次女・加子─画数と、ひとつの意味/母を看取ってくれた/三女・留美子─「帰ってきてほしい」の一言で/我が家のムードメーカー/末娘・真紀子─ベッドに潜り込んでいた理由/大村空港での見送り─バッグに忍ばせたメモ/竹下さんの言葉─「意味があって授かっている」
35⎜息子の嫁─海洋大学の同期生
感謝してもし切れない
36⎜妻・里美─海の男を支えた女
「今度生まれた時も一緒になる」/あらためて、家族と人生とは
七章 代えがたき縁─ありがたいひとびと
37⎜加藤寛治先生のご恩① 第五太喜丸建造許可
水産庁の担当者が言い出したこと/先生への相談/衆議院議員会館で担当者を叱責した先生/翌日、水産庁へ─風向きが変わった/3漁業団体との交渉を約束する
38⎜加藤寛治先生のご恩② 第八太喜丸検査問題
竣工前の突然の難題/造船所が頭を下げに来た/スクープマスターで手を打とう/そして解決
39⎜長崎から震災の気仙沼へ─第一太喜丸、救援へ
「自分の船で支援物資を運べないか」/満載のレタスと、2000匹のサンマ/野菜が酸欠になった/「あの野菜の味は忘れられない」
40⎜歌手・大城バネサと駆け抜けた紅白への夢
気仙沼の出船送りで、舞台に駆け上がった/総勢500人の還暦祝いの思いつき/「太喜丸の社長さんじゃないですか!」/紅白出場を夢見た8年間─2500万円の熱狂
41⎜奥田学園・創成館高校との縁
会社設立前─簿記を学び直した日/「敗れてよかった」という人物
42⎜ありがたすぎるライバル─鹿島丸・吉田船頭
獲る船頭は獲る船頭を見抜く/損得を超えた、海の男の了見
43⎜同級生たちよ─原田洋文、中村一彦、松山秀史
皆でつるんだ、南串中学校の3年間/原田洋文─俺の代わりに出てくれ/中村一彦─お経より長い弔辞/松山秀史─ひとり残った幼馴染に思うこと
八章 まちおこしは楽しい─組合改革、技能実習生、サミット、そして祭り
44⎜赤字組合を黒字に変えた─組合長就任と改革
毎年1000万円の赤字/黒字転換の三本柱/黒字8年、長崎県漁業協同組合連合会内漁協ベスト3へ
45⎜インドネシアの若者たちへ─技能実習生受け入れの始まり
漁業技能実習制度の夜明け/気仙沼で見た光景/議員全員を一軒一軒回った/平成10年、受け入れ開始
46⎜成人式で日本人を圧倒した─インドネシアの若者たちの誇り
成人式での5年間/フェリーという男/30年後の今─育成就労制度への転換
47⎜漁師が作った歌謡ショー
何もない町に、文化の灯をともした町長/港に大漁旗がはためいた日/増位山太志郎、安倍里葎子、山川豊、宮路オサム、鳥羽一郎も
48⎜煮干しサミット─1万5000人が集まった日
「アジフライの聖地」に触発されて/小浜の体育館に、大漁旗が翻る/「こんな景気のいい漁師、見たことない」/煮干しラーメンの行列/「もう二度とやらないぞ」と思いながら
49⎜マル井水産杯太喜丸コンペ─310人の漁師祭り
「ゴルフ銀座」のど真ん中で/日本最古のパブリックコースの会員権/県内最大級のコンペ/合計310人が集う/型破りなルールと、全員に賞品を/「地域経済の交流の場」
50⎜観櫻火宴
ご縁から始まった協賛/長崎県最大の火祭り─400年の魂を引き継ぐ行列/槍を持って、行列に加わる/千々石町の誇り─歴史と絶景
51⎜板子一枚─神仏とともに生きる
地域の信仰を担う寺と社で/薄い板一枚の下はすぐ海の底だから
年 表─私の人生・マル井水産社史・日本と世界の漁業情勢
あとがき─未来へ
一章 決断、また決断の少年時代
01⎜俺がやる、と決めた13歳
お喋り好きで、人が好き/ガキ大将ではなく、目立つ子/女性には優しく─本能で築いた人間関係/「俺が漁師をやる」─13歳の決断/高校は1ヵ月で転校
02⎜「兄は自爆、弟は人殺し」─18歳の事故と「いまに見ておれ」
ホンダ450㏄と、12月の夜/「事実を言ってんだ」─警察官との応酬
03⎜父・勇─海賊と呼ばれた男の背中
初代、二代目から勇へ─橘湾から外海へ/仏様/次男にはおおらかに
二章 親子船から兄弟船へ─そして日本一
04⎜父と入れ替わるように海へ
見習い船頭/月に2航海の限界と、北海道の船の衝撃/流し網への転換─製網会社の初代会長を動かした父
05⎜船を買う─第三幸盛丸
言い値3000万円を2000万円に/生き神様が見抜いたひび/荷札にメモして船を覚える/佐多岬沖、エンジンが泣き出した/「パパパパッ」─自己流修理で生還
06⎜南シナ海への挑戦─ロランCと等深線を頼りに
網さえ持っていけば、絶対に獲れる/ロランCが片方しか受信できない/等深線を伝って南下、底刺し網で大漁!/香港沖で、カジキ380本/流し網漁は眠れない/ジャンク船、来る
07⎜第五幸盛丸─太平洋の果てへ
酒田で掴んだ凍結船─8500万円を5250万円に/日付変更線まで走れ/22日で3200万円
08⎜巡視船「宗谷」に拿捕─呪いの言葉の代償
大漁のカジキが封印されそうに/沖合3日間の取り調べ/「呪い殺してやる」─若気の至り/函館1週間の代償
09⎜50時間不眠の果て─かまぼこ岩の奇跡
2昼夜、舵を握り続けた/舵にもたれたまま、眠ってしまった/バージ船で吊り上げる─300万円の代償/かまぼこ岩が船を救った/事故が、漁運を呼んだ/少数精鋭の理由
10⎜海の上の食卓─刺し身からカレーへ
船上の食事は、刺し身と煮付けだけ/カツオとサンマは毎日でも飽きない/親父の代から言われ続けた戒め/試した時に限って、トラブルが起きた/息子の代は気にしない
三章 結婚─幸せと漁を後押しした出会い
11⎜妻・里美との出会いと結婚
鹿の子編みのセーターから始まった縁/梅田駅で1時間、赤いネクタイを探して/結婚式─400人への誓い/気丈だった新妻
12⎜9歳の船頭─橘湾の人命救助
塾への通いは、伝馬船で/衝突─海に人が落ちた/漁協へ、全速で/「子供の操船は問題」と言い出す者も/お礼に来た人と、1年間のトラウマ
13⎜第七幸盛丸─太喜と回航した凍結船
息子と船を買いに三陸へ/正月前の回航、太喜も乗り込む/ゲロゲロ吐きながらも、船で帰ると言い張った
14⎜妥協を知らない男─太喜という人間
「喧嘩して負けて帰ってくんな」
15⎜「水産高校に行ったら漁師にしかなれんけん」─太喜の進学と決意
父親の迷いが息子を揺さぶった/バリカンで丸刈り─生徒会長への立候補/面接でフィッシュポンプを聞かれた/ぎりぎりで切り抜けた卒業試験/「1週間で帰ってこい」
四章 サンマの熱狂
16⎜第一太喜丸─親心の船名
東シナ海に見切りをつけた年/倒産社長への3000万円/息子の名を刻んだ船─「第一太喜丸」命名の親心
17⎜裏切り、そして「サンマの神様」
3年契約─体で覚えろ、獲り方を教えてやる/船頭のKさん、引き抜かれる/石巻へ─「サンマの神様」を訪ねる/渡辺船頭の教え─「他の船が2回やる間に俺は3回やるぞ」/「いまに見ておれ」─2年目の雪辱
18⎜世界初、LED集魚灯でサンマを獲る
大学4年生の問いかけ─LEDでサンマが獲れるか/第一太喜丸に試験搭載─燃油代20分の1の衝撃/息子を一人前に─浅野船頭に託す/台風18号と、90トンの大漁/全国ネットで30分─「若き漁師の1年」として放送された
19⎜第三太喜丸─「復興のシンボル」と10億円の大船
震災の発生/二転三転していた新造計画/思わぬかたちでの船頭復帰/「復興のシンボルになる」/初の新造船─総事業費10億円/「同じ日に出た船には負けられない」/ソナーがテストモードのまま1年間/2ヵ月半で3億円
20⎜「俺が愛しているからさ」─金融機関が来た日の一言
「また船を造るんですか」/「サンマを愛しているからさ」/一言でゴーサインが出た
21⎜第五太喜丸─神様との3年間と連続日本一
渡辺船頭が乗ると聞いて、業界がざわめいた/「神様に宣戦布告してるのと同じだぞ」/初年度、五号1位・三号上位─差は5000万円/差は広がるも、底上げは確実/渡辺船頭、引退─「獲れなかったら俺が乗ってやるから」
22⎜第八太喜丸─不漁の逆張り
「頭おかしいんじゃないか」と言われた建造決断/17億円の最新鋭船/令和5年─「オール長崎」で初の日本一/令和7年─6億5000万円、歴代最高記録更新/「パパって日本一なの?」
五章 海の男の了見─酸いも甘いも波の中
23⎜失敗もまた尊く①─ハマチの養殖
漁師の肚に溜めた話/「育てる漁業」を始めた日/赤潮─一晩で8000匹が全滅した/自然には勝てない
24⎜失敗もまた尊く②─かまぼこ屋の狂騒
ゴルフと飲み屋の日々/長崎魚市で目撃した光景/かまぼこ店に毎朝2時から弟子入り/
卸値と売値の区別がつかなかった/「お前たちの本業は船だ」/失敗が教えてくれたこと
25⎜船の縁─海の男の阿吽
「良くて2000万」と言われた船/「6000万でどうですか」/玄人同士の値付け/「第一」の名を残した船
26⎜がん罹患の発覚
妻の体調不良がきっかけだった/「1航海だけ乗ってきます」
27⎜お金は嘘をつかない
「親父を死なせたくない」/帛紗に包んだ現金300万円/翌日の先生の表情に変化が/金を出す時は─
28⎜1時間で決めた家─1億3800万円の契約
「お前も家を建てろ」─床柱が2本ある家/30分で描いた間取り─漫画を描くように/いい話は、悩んでいる間に逃げていく
29⎜勝手に奢って怒られた─40万円と、船団長のプライド
東北の流儀を知らなかった/船団長の一喝/「我々にもプライドがあるんだぞ」
30⎜九州の餅まき、気仙沼に咲く─そしてやめた理由
「出船送り」という文化/8000個の餅を、船の上からまく/「長崎から来た太喜丸があんなことをするから困る」
31⎜競い合いの海から、情報オープン化へ
競い合いの世界だった/まったく別の生き方/常識のレベルアップ─太喜の育成哲学/
IQ制度と燃油問題─海の現場から国へ/太喜に託した思い
六章 井上家の女性たち
32⎜美しく、厳しかった母
女神のような厳しさ─漁師の家に嫁いだ女/着物姿の美しさ/母の沈黙/父の後を追うように、87歳で
33⎜気が強くて仕事の早い姉
男だったらいい船頭になったはず/姉の息子たちが、船に乗る/兄弟、それぞれの海へ
34⎜4人の娘たち
長女・市子─「市場のように賑やかな子に」/3歳から書道を始めた理由/次女・加子─画数と、ひとつの意味/母を看取ってくれた/三女・留美子─「帰ってきてほしい」の一言で/我が家のムードメーカー/末娘・真紀子─ベッドに潜り込んでいた理由/大村空港での見送り─バッグに忍ばせたメモ/竹下さんの言葉─「意味があって授かっている」
35⎜息子の嫁─海洋大学の同期生
感謝してもし切れない
36⎜妻・里美─海の男を支えた女
「今度生まれた時も一緒になる」/あらためて、家族と人生とは
七章 代えがたき縁─ありがたいひとびと
37⎜加藤寛治先生のご恩① 第五太喜丸建造許可
水産庁の担当者が言い出したこと/先生への相談/衆議院議員会館で担当者を叱責した先生/翌日、水産庁へ─風向きが変わった/3漁業団体との交渉を約束する
38⎜加藤寛治先生のご恩② 第八太喜丸検査問題
竣工前の突然の難題/造船所が頭を下げに来た/スクープマスターで手を打とう/そして解決
39⎜長崎から震災の気仙沼へ─第一太喜丸、救援へ
「自分の船で支援物資を運べないか」/満載のレタスと、2000匹のサンマ/野菜が酸欠になった/「あの野菜の味は忘れられない」
40⎜歌手・大城バネサと駆け抜けた紅白への夢
気仙沼の出船送りで、舞台に駆け上がった/総勢500人の還暦祝いの思いつき/「太喜丸の社長さんじゃないですか!」/紅白出場を夢見た8年間─2500万円の熱狂
41⎜奥田学園・創成館高校との縁
会社設立前─簿記を学び直した日/「敗れてよかった」という人物
42⎜ありがたすぎるライバル─鹿島丸・吉田船頭
獲る船頭は獲る船頭を見抜く/損得を超えた、海の男の了見
43⎜同級生たちよ─原田洋文、中村一彦、松山秀史
皆でつるんだ、南串中学校の3年間/原田洋文─俺の代わりに出てくれ/中村一彦─お経より長い弔辞/松山秀史─ひとり残った幼馴染に思うこと
八章 まちおこしは楽しい─組合改革、技能実習生、サミット、そして祭り
44⎜赤字組合を黒字に変えた─組合長就任と改革
毎年1000万円の赤字/黒字転換の三本柱/黒字8年、長崎県漁業協同組合連合会内漁協ベスト3へ
45⎜インドネシアの若者たちへ─技能実習生受け入れの始まり
漁業技能実習制度の夜明け/気仙沼で見た光景/議員全員を一軒一軒回った/平成10年、受け入れ開始
46⎜成人式で日本人を圧倒した─インドネシアの若者たちの誇り
成人式での5年間/フェリーという男/30年後の今─育成就労制度への転換
47⎜漁師が作った歌謡ショー
何もない町に、文化の灯をともした町長/港に大漁旗がはためいた日/増位山太志郎、安倍里葎子、山川豊、宮路オサム、鳥羽一郎も
48⎜煮干しサミット─1万5000人が集まった日
「アジフライの聖地」に触発されて/小浜の体育館に、大漁旗が翻る/「こんな景気のいい漁師、見たことない」/煮干しラーメンの行列/「もう二度とやらないぞ」と思いながら
49⎜マル井水産杯太喜丸コンペ─310人の漁師祭り
「ゴルフ銀座」のど真ん中で/日本最古のパブリックコースの会員権/県内最大級のコンペ/合計310人が集う/型破りなルールと、全員に賞品を/「地域経済の交流の場」
50⎜観櫻火宴
ご縁から始まった協賛/長崎県最大の火祭り─400年の魂を引き継ぐ行列/槍を持って、行列に加わる/千々石町の誇り─歴史と絶景
51⎜板子一枚─神仏とともに生きる
地域の信仰を担う寺と社で/薄い板一枚の下はすぐ海の底だから
年 表─私の人生・マル井水産社史・日本と世界の漁業情勢
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