十九世紀末、東アジアの歴史の激動のなか
“弁髪のホームズ”の冒険が、ここから動き出す!
「日本翻訳大賞」受賞作、待望の続刊が本邦初訳!
もしもホームズとワトスンが、香港に生きる中国人だったら――。
舞台は、阿片戦争を経て英国の統治下に入った十九世紀末〜二十世紀初頭、清朝末期の香港。満洲旗人の名探偵・福邇[フーアル]と、記録者である元清国武官の医師・華笙[ホアション]が、植民地で起こる怪事件に挑む。イギリス、フランス、そして日本も絡んだ東アジアの激動の時代を、徹底的な資料調査によって描く、〈ホームズ×中華歴史〉ミステリー・シリーズ!
二人が出会って、はや数年。
第2巻では活躍の場は香港の外へと広がり、激変する東アジア情勢にも巻き込まれていく。事件の陰には別の事件が、企みの奥には更なる企みが潜む。そして一八九四年、ペストが香港を覆い、日清開戦が迫るなか、ついに〝黒幕〟が姿を現す。
福邇は剣を抜き、華笙と共に宿敵との決戦に臨む!
【目次】
一 四人の血書
二 口の曲がった皇帝
三 常勤の医者
四 踊り子の暗号
五 潜龍号の設計図
六 最後の決戦
原注
訳者あとがき 舩山むつみ