「命の大切さ」とは、なんなのか。
人は、人以外の命と、どう向き合っていくのか。
特別天然記念物、野生動物、動物園動物、有害鳥獣、特定外来生物、家庭動物など
多くの動物の命のはざまに立ち合い、葛藤してきた獣医師による、私たちへの問いかけ。
同じ傷ついたひとつの命であっても、法律や制度、経済活動や感染症のリスク、人の生活といった人間社会のルールによって守られる命と排除される命がある。動物病院と動物園で獣医師として働き、鳥獣保護にも従事した著者が、様々な動物の命と向き合い、葛藤を抱え続ける日々を整然とした筆致でつづり、命そのものについての問いを投げかける一冊。