平和の本棚
  • 発売日:2026/11/06
  • 出版社:同時代社
  • ISBN:9784868390237

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通常価格 1,650 円(税込)
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商品説明
ロシアによるウクライナ侵攻以降、新刊・既刊やジャンルを問わず、「いま平和について考える」ための本を紹介してきた、広島からの発信。
「中国新聞」で好評を博した連載を、待望の書籍化。
本を通じて他者の痛みに寄り添うための、戦争を知らない世代に向けた読書案内。


本書で紹介するのは、「平和」の対極にある「戦争」を直接描いた本ばかりではありません。一見すると、平和とのつながりが見えにくいエンタメ作品も含まれています。
単なる書評集でも、作品を並べたブックガイドでもありません。
新聞記者である著者が、いま起きているニュースと本の世界をつなぎ、遠い出来事に見える現実を、自分の暮らしの延長線上で考えるためのコラムとして編みました。
目次
 はじめに

第1章 戦争がもたらすもの/いまに続く痛み

 広島・長崎で
  栗原貞子著『黒い卵(完全版)』
  松尾あつゆき著『原爆句抄』
  井上光晴著『明日 一九四五年八月八日・長崎』
  峠三吉著『原爆詩集』

 沖縄で
  目取真俊著『眼の奥の森』
  灰谷健次郎著『太陽の子』
  大田昌秀編著『沖縄鉄血勤皇隊』
  大城立裕著『カクテル・パーティー』
  キム・スム著、孫知延訳『沖縄 スパイ』

 旧満州で
  三木卓著『砲撃のあとで』
  河内美穂著『海を渡り、そしてまた海を渡った』

 開戦の日に
  方丈社編集部編『朝、目覚めると、戦争が始まっていました』

 世界の片隅で
  スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ著、奈倉有里訳『亜鉛の少年たち』
  エマニュエル・ドロア著、剣持久木・藤森晶子訳『デミーンの自殺者たち』
  佐藤由美子著『戦争の歌がきこえる』
  エリザベス・パートリッジ文、ローレン・タマキ絵『カメラにうつらなかった真実』


第2章 記憶する責任

 原発事故の記憶
  柳広司著『象は忘れない』
  津島佑子著『ヤマネコ・ドーム』
  坂東眞砂子著『眠る魚』
  樋口健二著『新版 原発崩壊』

 歴史の傷を引き受ける
  アネッテ・ヘス著、森内薫訳『レストラン「ドイツ亭」』
  堀田善衛著『時間』
  三浦綾子著『銃口』上・下
  松岡圭祐著『ウクライナにいたら戦争が始まった』
  中脇初枝著『伝言』
  角田光代著『タラント』
  ハン・ガン著、井手俊作訳『少年が来る』
  遠藤美幸著『戦友会狂騒曲』
  村上春樹著『猫を棄てる』

第3章 平和を阻む構造的暴力

 戦時性暴力
  逢坂冬馬著『同志少女よ、敵を撃て』
  深沢潮著『翡翠色の海へうたう』
  乃南アサ著『水曜日の凱歌』
  城田すず子著『マリヤの賛歌』

 植民地主義と差別
  平岡敬著『無援の海峡』
  帚木蓬生著『三たびの海峡』
  加藤直樹著『九月、東京の路上で』
  崔実著『ジニのパズル』

 軍組織の理不尽
  松本清張著『遠い接近』
  金孝淳著、渡辺直紀訳『朝鮮人シベリア抑留』
  兵士の目線で考える――新旧戦争文学

第4章 さまざまな本をひらく

 子どもの本の世界へ
  デビッド・マッキー作、中村こうぞう訳『六にんの男たち――なぜ戦争をするのか?』
  エーリヒ・ケストナー文、ヴァルター・トリアー絵、光吉夏弥・訳『どうぶつ会議』
  「他者の痛み」を知る読書体験――児童書、ヤングアダルト、絵本

 戦争体験のない世代が漫画で描く
  戦争のリアル――人間の本質をあぶりだす

 あとがき
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