第1章 「わたし」というものの不確かさと暗がり
――フロイト
第1節 フランス現代思想の本なのに、なぜフロイト?
第2節 反復される行為の背後にある欲望
第3節 強迫神経症とヒステリー
第4節 神経症と精神病
第2章 フロイトから受け継ぐべき問いかけ
――フロイト理論のキーワード解説
第1節 失錯行為、夢、機知、芸術作品
第2節 発達段階論とエディプス・コンプレックス
第3節 フランス現代思想の領域でフロイトを読み継いでいくために
第3章 知らないうちに人間を支配するもの
――構造主義と主体
第1節 わたしたちを支配しているもの
第2節 なぜ人間を「主体」と呼ぶのか
第3節 無意識は本能的なものではない
第4章 人間の無意識に埋め込まれているイデオロギー
――アルチュセール
第1節 構造主義的マルクス主義
第2節 再生産と二つの装置
第3節 下部構造と上部構造
第4節 最終審級における決定
第5節 構造の目的は何か
第5章 人間は意味の宇宙から出られない
――ソシュール
第1節 言語学者ソシュール
第2節 シニフィアンとシニフィエ
第3節 差異の体系
第4節 体系からこぼれ落ちるもの
第5節 ソシュール以降、理論の継承と発展
第6章 人間は自由の刑に処されている
――サルトル
第1節 流行りに流行ったサルトルの哲学
第2節 意識の哲学者として出発したサルトル
第3節 実存とは何か
第4節 サルトルと構造主義者との対立
第5節 まとめ
第7章 わたしたちが生きる世界とその亀裂
――ラカン、デリダ、ドゥルーズ=ガタリ
第1節 ラカンの難解さ
第2節 構造主義的精神分析の大枠
第3節 鏡像段階
第4節 象徴界、想像界
第5節 現実界
第6節 キーワードの概説(1)
第7節 キーワードの概説(2)
第8節 ラカンの批判者たち(1)デリダ
第9節 ラカンの批判者たち(2)ドゥルーズ=ガタリ
終 章 自分と出会うために
あとがき