定員割れが続き、地域からも「お荷物」と見なされていた県立高校が、わずか数年で「地域に必要とされる学校」へと生まれ変わった。
しかし、ある校長の赴任をきっかけに、その学校は驚くほどの変貌を遂げていく。新校長が着任後に行ったのは、特別な施策ではなく、現場の課題を正確に把握し、優先順位をつけ、確実に実行するという地道な改善。教職員とともに小さな改善を積み重ね、地域とのつながりを再構築しながら、学校は再び「選ばれる高校」へと歩み始めた。本書は、その実際の取り組みと変化の記録を、現場の臨場感とともに伝えている。「人と組織は、正しい方向へ導けば必ず変わる」――そのことを証明する一冊。
教育に携わる方はもちろん、地域づくりや組織改革に関心のある方にも、希望と示唆を与えてくれる。