本書は、食事摂取基準2025年版が発表され、第5次食育推進基本計画が検討されるなか、改定における調理法や分量などを吟味し増版。構成的にはⅠ編の本文およびⅢ編の付表、食事摂取基準をQRコード化した。
栄養士•管理栄養士の養成に関わる短大•大学,並びに調理学やその実習を学ぶ 学生を擁する短大•大学での活用を想定して構成されている。
特徴として、調理の理論と各様式の食文化の紹介を充実させ、基本的な料理や様式別に典型とされる献立を、精選しながら数多く掲載している。料理の分量は、状況に応じて作成しやすいよう、原則として1人分と5人分を併記した。減塩 減油を意識し、栄養計算は1人分を表記した。
昨今、日常の食事はもとより、将来を担う幼児・児童に適した食事や傷病者の回復が期待される食事,高齢者の特性にそくした食事など,多様な食事への対応が求められている。
折しも新型コロナウィルス(COVID-19)の世界的な蔓延のさなか、人びとの生活様式は変化を余儀なくされ、未曾有の経験をとおし、食生活も従来のかたちを変え、さらなる多様化の時代をむかえた。
そのため、広い食文化の知識をもち,ライフステージを考慮した献立作成能力や理論を踏まえた調理技術を備え、かつ生活の多様性に対応した食生活へのサポートができる人材 が求められる。
本書で学んだ学生の皆さんが,その一翼を担うこととなれば幸いである。