Ⅰ 遊覧・宴集の歌における見立て
第一章 異世界にあそぶ──「天のかはらに我は来にけり」
(古今集・巻九 羇旅・四一八)
第二章 奇しき染めの喩──「から紅に水くくるとは」
(古今集・巻五 秋下・二九四)
第三章 悲嘆のほとばしり──「布引の滝」の歌
(古今集・巻十七 雑上・九二二 九二三)
第四章 散華による老いの遮断──「桜花散りかひくもれ」
(古今集・巻七 賀・三四九)
Ⅱ 物に寄せて思ひを陳ぶる歌
第一章 惜春の情の共有──「濡れつつぞしひて折りつる」
(古今集・巻二 春下・一三三)
第二章 菊に托した志──「うへしうへば」
(古今集・巻五 秋下・二六八)
第三章 晴の場の言祝ぎ──「秋なきときやさかざらむ」
(古今集・巻五 秋下・二六八)
第四章 遠き人への思い──「わが思ふ人はありやなしやと」
(古今集・巻九 羇旅・四一一)
Ⅲ 白居易の詩文の浸透
第一章 『伊勢物語』第八十七段と「三遊洞序」
第二章 「山科の宮の草木」考
(三条右大臣集・二七)