父が大切に遺していたもの
はじめに 斉藤とも子
十六歳 避難民生活の思い出 斉藤三郎
■避難生活のはじまり
あわや玉砕/會寧のはずが蒼坪へ/金野さん/新站/延社 停戦を知る
楡坪/白岩/東元台/村人たちの温情/危機一髪/日本兵の隊列へ
いよいよ咸興へ
■咸興での生活
日本人世話会/島屋旅館での避難生活/闇市で/飢えとシラミ
居留民の大矢さん/闇市の少女とオモニ/董秉洙さん
■興南での生活
宿舎「山海」で/菊池君/稲刈り/ある朝鮮人教師の話/興南に戻るも再び農村へ
再び興南、また農村へ/日本窒素の工場/「東洋館」へ移転/お正月
三角山の死体担ぎ/乞食の作法/ロシア兵に捕らえられる/再び日本窒素での仕事
友の入院と残った太田君/西湖津の日本人少年/森少年/「東洋館」の人々
ある夕方/煙草売り/再び董秉洙さんを訪ねる/ついに入院/退院、ひとり遺されて
■朝鮮脱出
闇船で南へ/江陵から釜山へ/いよいよ日本へ
解説 菱木一美 132
内田俊作さんのこと 斉藤とも子
訪朝記 斉藤とも子
入国/旅が叶うまで/平壌/いざ興南へ/董秉洙さんは……
日本がのこしたもの/離陸
おわりに 斉藤とも子 158