ワタシ弁護士、依頼者に襲われました。

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商品説明
「私を襲った元依頼者と、なぜ対話を試みたのか」

刑事弁護の第一線に立ち、障がいや依存症を抱える人々の支援に尽力してきた弁護士。ある日、彼は元依頼者の襲撃を受け、全治約1カ月の傷を負う。自身が「被害者」となったとき、眼前に現れたのは、加害者の言い分を封じ、ただ罰を与えることに終始する刑事司法の限界であった。

本書は、事件発生から公判、そして異例の拘置所での直接示談に至るまでのプロセスを、当事者である弁護士本人が克明に記録したものである。その過程を、修復的司法(RJ)の研究者が犯罪学の視点から鋭く分析した、これまでにない対談集である。

「罰して終わり」で、再犯は防げるのか?

被害者の不安は消えるのか?

本書が提示するのは、単なる理想論ではない。現実の紛争解決における「処方箋」としてのRJである。読者は本書を通じて、従来の応報的司法の枠組みを超えた、対話による「害の修復」と「関係の再構築」という新たな視座を獲得することになる。

さらにコラムでは、本文で触れきれなかったRJの基礎知識を補完。司法関係者や福祉従事者はもちろん、現代社会における「人と人の向き合い方」を模索するすべての人に贈る、渾身の一冊。
目次
Part1 弁護士の受難、トイレで刃物と向き合った10分間――【邂逅】「助けた」つもりの相手は、凶器を手にトイレで待っていた。

Part2 「罰」の先へ、被害者となった法律家が望んだ対話の可能性――【齟齬】刑務所に入れれば「おしまい」なのか?

Part3 被害者、そして法律家としてたどり着いた「修復」という結論――【衝突】前代未聞の「示談」と「茶番はやめろ」の真意。

Part4 被害者・加害者、そして社会の“自己修復”を考える――【再生】被害者・加害者、そして社会の自己修復を考える。

Column 1 刑事裁判の代替手法?――RJって何?
Column 2 「日本で対話とか無理でしょ」――RJに基づく対話って?
Column 3  RJの「メガネ」で見るべき世界は広い――RJ的対話実践ビフォー/アフターの重要性
Column 4 私は「私」にしかなれない――RJの「メガネ」をかけて知る世界と「私」

巻末付録 被害者本人からみた刑事手続と修復的司法(RJ)への期待(※季刊刑事弁護119号(2024年)134~143頁を転載)
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