日日是好日 邑南暮らし

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商品説明
 田舎に暮らし、花鳥風月、山川草木への親しみが深まるにつれて、生きることが楽になる。「田舎暮らしもいいぞ」というのが著者からのメッセージである。
 著者は広島市で長年、救急医療の分野で診療、教育、研究に従事するかたわら、我が国の救急医療体制(救急救命士制度、ドクターヘリ制度など)の整備、推進に活躍した医師である。
 2007(平成19)年、医療崩壊といわれた時勢のさなかに島根県邑南町へUターンし、経営破綻寸前の公立邑智病院の再建にあたった。やがて病院経営が黒字化し、安定に向かうと、改めてふるさとの大自然の美しさ、優しさに目と心を奪われるようになった。
 日々、ノルディックウオーキングで歩いているとやがて、自分が景観の中に溶け込み、自分を包む大自然のすべてが我が家のように思えてくる。そうなると、持病の不安や生死(しょうじ)への屈託さえもが霧散してゆくようで、生きることが楽になるのであった。
 そういう日々の暮らしを、折に触れて、散文、随筆、俳句などに認(したた)めたものがかなりの量になった。そこで著者が、良く書けたと思えるものを選んで一冊にまとめた。
 本書は5章で構成される。自選俳句集、著者が愛する先人達のいくつかの俳句への感想文、田舎暮らしから生まれた随筆集、雑文集、経営破綻の危機から甦った公立邑智病院の備忘録などだ。
 多岐にわたる内容ではある。日本を覆う医療崩壊の嵐のなかで病院再建に奮闘しながらも、里山の景観に抱かれて過ごす日々のなかで、次第に心のありようがアニミズム的になっていったという。その変容の過程をとおして、田舎暮らしの奥深さの一端を垣間見させようという一冊である。

 本書の帯にある、『里山資本主義』の著者、藻谷浩介氏(日本総合研究所)の「日本の地方、特に島根の村里の美しさは、世界一! ふるさとに戻って公立病院を立て直した石原先生に、里山暮らしを楽しむ極意を教わろう」との推薦文、そのままの内容だ。
目次
はじめに 
第一章 石原悠山 自選俳句百 
第二章 名句鑑賞
第三章 悠山亭日記
第四章 雑文帳遡上
第五章 公立邑智病院再生の備忘録
解 説 多田恵一 
あとがき
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