どうして、あずきとこんにゃくが主人公? と思うかもしれません。「一番好きな食べ物」にも、「一番嫌いな食べ物」にも選ばれそうにない食材……。しかも、たいやきのあんこと、おでんのこんにゃくになりそこなって、逃げてきたアズッキーとニャックです。
でも、見かけも性格も正反対の二人が、出会って、運命を切り開いていく姿は、本人たちは気づいてないけれど、けっこうかっこいい!
心の揺れを丁寧に描くことで知られるかさいまりさんが、初めて手掛ける冒険物語。画家の星野イクミさんが、主役になりきれない地味なキャラたちに、命を吹き込んでくれました。
「今までもこれからもずっと、人は何かを選び続ける。アズッキーとニャックには、いつも楽しんで選んでほしい。あっけらかんとした絵本が、いろんな気持ちの詰まった心に、穴を開けて風通しを良くしてくれるといいな」———かさいまり