西瀬戸内海の潮目に浮かぶ祝島(山口県上関町)。魚がとれ、ひじきが育ち、海の恵みで暮らしが成り立つこの島では、いまなお原発計画が続いている。「カネをもろうた者はモノを言えんごとになる」「海と山がありゃあ、なんぼでも生活していける」そう語り、はね返してきた島の人びと。対し、恫喝(スラップ)訴訟をはじめ圧力をかけてくる電力会社……。祝島で続く攻防と、地方自治の現実。海とともに生きる島の、抵抗のドキュメント。
(推薦コメント)
「海はみんなのものじゃけん」に激しく同意。声をあげること、諦めずに抗い続けることによって必ずや変わっていくことを信じています。──樋口英明(元福井地裁裁判長)
祝島に原発を作らせない人々に、私たちはいつかきっと感謝することになるだろう。──上野千鶴子(社会学者、東京大学名誉教授)
瀬戸内海のスゴサを知って日本のオロカサを見抜く。今からでも遅くない、海賊になろう!──アーサー・ビナード(詩人)