デザインの理論と実践を行き来する議論の場を作りました。
複雑化する世界の課題を前にデザインは何ができるのか。やみくもに動いても持続的な解決は難しい。今こそ、デザインの根っこに立ち返りその理論と体系を梃子にして、ブレイクスルーの手がかりを見出す。デザインの思想、哲学、歴史、方法論、そして現実を見る目と新たな価値観との出会い。議論をしよう、そして実装しよう。
はじめに
1 デザインとデザイン学
批判と創造の螺旋――デザイン的⾏為が誘発する新たな意味と価値の創造についての試論 井登友⼀
デザインが創る「社会的価値、経済的価値、⽂化的価値」 ⽥中⼀雄
デザインの歴史研究が開く学問の地平 菅靖⼦
デザインの精神――ペヴスナーからロックへ、近代デザイン思想の源流を辿って 近藤存志
〈弱いものさし〉が提起すること――ケアの観点から照射する代替的デザイン 上平崇仁
デザインの関係論的転回――複雑な世界における共⽣成 ⽔内智英
デザイン研究とデザインの科学 ⼭中敏正
座談会 関康子・田中一雄・近藤存志・井口壽乃・池田美奈子(司会)
2 デザインINDEX
[作品]インダストリアルデザイン、ジュエリーデザイン、パッケージデザイン、グラフィックデザイン、サインデザイン、空間デザイン、インテリアデザイン、建築デザイン
3 デザイン学の諸相
ランドスケープデザインの概念装置としての視軸 横関隆登
プロトタイプの持つ相反する二つの価値――欠落と元型 三冨敬太
コモンズ・ベースド・デザインに向けて――共に秩序を育み、知をひらく 太田裕通
デザインの知と情報科学――創造性とインタラクションの新たな地平 中小路久美代
編集後記