「アメリカの日本語教育は、どこに向かうのか。」
本書は、アメリカにおける多様な日本語教育の実践から、学習者中心の教育をいかに未来へ向けて創造していくかを問い、多様な視点からインクルーシブな実践のあり方を提示する。学習者が安心して学び、それぞれの背景や特性が尊重される環境とはどのようなものか。社会の変化に応答しながら、すべての学習者に開かれた日本語教育を実現するための視点と実践を探る。
目次
まえがき
未来志向で創るインクルーシブな日本語教育:学びを支える実践と展望
第1章 言語学習スタンダーズの軌跡と将来の展望
片岡裕子(カリフォルニア州立大学ロングビーチ校)
第2章 パンデミック時代、ポストパンデミック時代の教育の変化:教育とテクノロジーの融合を中心に
當作靖彦(カリフォルニア大学サンディエゴ校)
第3章 社会正義の理念と日本語教育:課題と社会正義導入のアプローチ 73
渡辺素和子(ボートランド州立大学)
第4章 ニューロダイバーシティの視点から再考する日本語教育:発達障害のある日本語学習者への支援と指導法
ウェイ諸石万里子(パデュー大学)
第5章 米国の継承日本語教育の歩み:過去から現在への軌跡と将来にむかって
ダグラス昌子(カリフォルニア州立大学ロングビーチ校)
第6章 米国のK-16(幼稚園~高等教育)日本語教育におけるアドボカシーの役割と展開
貞・アン・ジョーダン(ローラシアン協会/元カリフォルニア州ロスガトス高校)/中山諒(ペンシルベニア大学)/齋藤-アボット佳子(カリフォルニア州立大学モントレーベイ校)/知念聖美(カリフォルニア州立大学ロングビーチ校)
第7章 マルチレベル学習環境におけるスプリットレベルクラスの指導実践とその効果に関する考察
アンドリュー・スコット(カメハメハ・スクールズ・マウイ校)/黒田麻井(カメハメハ・スクールズ・マウイ校)
第8章 大学における区別化指導:理論と実践
知念聖美(カリフォルニア州立大学ロングビーチ校)
第9章 米国における「キャリアにつながる日本語」教育
高見智子(ペンシルベニア大学)
第10章 グローバル社会で活躍できる人間形成を目指した日本語教育
齋藤―アボット佳子(カリフォルニア州立大学モントレーベイ校)