ヴィジュアルをメインにした誌面構成で、既存のアートの価値観にとらわれず、個性的なアーティストや作品を紹介。
絵画、陶、彫刻、人形、ダンスなど、多彩な作家を、大きな図版でたっぷりページを使い掲載しています。
file.49のフィーチャーは「ささやかな願い、永遠のともしび」。
この世界へのささやかな希望、または、ここに確かに存在する自己。
それらの永遠を願い、幻想する――
◎掲載作家・記事
櫻井結祈子、泥方陽菜、渡邊一翔、高田美苗、川口起美雄、稲田七恵、牧野邦夫、Sitry、紅紫紗貴ひなら、錠マヱ、NULL、劇場ワンダーランド、アスベスト館展II〜土方巽言葉∞アイコン
【目次】
▼ARTISTS
◎櫻井結祈子《陶》〜零れ落ちてくる大切な記憶の再生を願う、小さなものたち
……★海の底に暮らす幻の生き物たちの営みを描いた、緻密な陶作品
◎泥方陽菜《陶》〜陶で表現された、推し活などに耽る者たち
……★白い布を被ったおばけに表象された、現代に生きる無力無名な者たち
◎渡邊一翔《彫刻》〜消失しゆく身体の面影に、愛や平和など普遍的な願いを込める
……★3Dペンを用い、量塊が前提の彫刻とは異なる存在のリアリティを追究
◎高田美苗《絵画》〜少女はメタルによって、永遠性を獲得したイコンになる
……★メタルエンボッシングによって聖性をまとった、無垢で純粋な少女たち
◎川口起美雄《絵画》〜感情移入を極力排除した、奇妙でカオスな世界
……★混合技法を受け継いで描く、静謐かつシュルレアルな情景
◎NULL《ダンス》
……★境界の箱、あるいは身体がまだ名を得ない場所
◎稲田七恵《絵画》〜心象の揺らめきを、粗いマチエールの上に映す
……★器としての女性像に、手に余る感情を切り離して保存する
◎牧野邦夫《絵画》〜夥しい数の自画像を描き、自己を探求し続けた
……★自分自身やモデルを、緻密かつリアルに投影して生み出された幻想世界
◎Sitry《絵画》〜外見の美と負の感情が拮抗し、強い甘美さが立ち上がる
……★美少年、美少女の気怠さや絶望が醸す「影」と向き合う
◎紅紫紗貴ひなら《人形》〜「まっ白」を心がけて生み出された、無垢な人形たち
……★ふてくされているような表情も含め、すべての顔を愛したい
◎錠マヱ《絵画》〜一貫して探求し続ける、故郷・紀州の奥深さ
……★和歌山の特産品や伝承などを、鮮やかな色彩と巧みな見立てで描く
▼TOPICS
◎愛知県芸術劇場 劇場ワンダーランド
……★遊園地のように劇場を楽しむ
◎アスベスト館展II〜土方巽言葉∞アイコン〜土方巽は、舞踏のみならず、文学、美術、演劇などを横断する磁場だった
……★土方巽やアスベスト館の記憶と資料を持ち寄り、次の世代へ手渡す