“米どころ新潟”の原点を知りたいすべての方へ贈る一冊。
本書は、新潟県柏崎市に残る「下谷地ムラ」を手がかりに、2000年前から連綿と続いてきた稲作文化の足跡を遺跡・地形・水のしくみ・地域の営みから丁寧に紐解きます。
弥生時代の住居跡から見つかった炭化米が示す、「この地で稲作が始まっていた」という揺るぎない証拠。
山に降る雨がどのように集まり、溜池から田へと水を運んでいくのか——。
地形と人の知恵が織りなす「水」の物語は、私たちの暮らしがいかに自然と寄り添ってきたかを気づかせてくれます。
また、平成以降の地域住民による環境保全、農地・水路を守る共同作業、災害復旧、自然観察会、花市の記録も収録。
「地域がどう生き、どう未来につなげてきたか」を内側から描きます。
「地域には数え切れない素材がありました。自然、歴史、文化、産業、営み、いろいろと山のようでした。」
そう語る著者が描き出す、柏崎市の知られざる地域史。
下谷地ムラを知ることは、日本の暮らしを支えてきた原点に触れること。
※この書籍は2021年に出版された『おコメ文化のふるさと:歴史を育んだ稲作と「下谷地ムラ」現代の情景』のリニューアル版です。