武器になる状況判断力
  • 発売日:2022/10/17
  • 出版社:並木書房
  • ISBN:9784890634255

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武器になる状況判断力

武器になる状況判断力

通常価格 1,760 円(税込)
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    商品説明
    状況判断とは「周囲の状況を判断して、最良の行動方針を決定する」ことである。戦況が目まぐるしく変化する軍事作戦では迅速な意思決定が不可欠であり、時間のかかる多数決や合意は通用しない。そのため軍隊では1つの作戦における指揮官は1人と定められ、その指揮官が総合的に状況判断する。現在、米軍は論理的思考の「米軍式意思決定法」と直観的判断を重視する「OODA(ウーダ)」を併用している。ビジネスを含むさまざまな場面で応用できる最強の状況判断ツールを平易に解説する!
    目次
    はじめに 1

    第1章 状況判断とは何か? 13

    1 一般用語としての「状況判断」13
    状況判断力は思考力である/状況判断と情勢判断

    2 軍隊における「状況判断」18
    旧軍の戦術教範が定義する「状況判断」/自衛隊での「状況判断」の定義

    3 状況判断と「決断」「決心」21
    判断と決断との違い/軍事での状況判断と決心
    第2章 実戦で鍛えられた米軍式意思決定法 24

    1「米軍式意思決定法」の概要 24
    米軍の「論理的思考法」マニュアル化/米軍のマニュアルによる思考方法の可視化/
    米軍式意思決定法の手順

    2 すべては「任務分析」から始まる(第一段階)31
    「任務分析」とは何か/上級指揮官の意図を洞察する/任務の具体化と目標の明確化

    3 状況の把握と彼我の行動方針の見積り(第二段階)36
    状況の把握/相対的戦闘力の算定/敵の可能行動の列挙と分析/我の行動方針の列挙

    4 行動方針の分析・比較の手法(第三、四段階)46
    ウォーゲームを用いた各行動方針の分析/比較要因の案出と軽重の判断

    5 結論から「決心」への移行(第五段階)48

    6「米軍式意思決定法」の利点と欠点 50
    第3章 新たな意思決定法「OODA」54

    1「OODAループ」の登場 54
    米軍が「OODA」を確立した経緯と背景/ボイドが着目したドイツの機動戦/ビジネス界で
    も注目されるOODA/OODAがビジネスの機会と行動をスピード化する

    2「OODAループ」とは何か 61
    OODAの四つのループ/OODAを可能とする組織文化/OODAの特質

    3 OODAを迅速かつ適切に回転させる 69
    負の循環ループに陥るのを避ける/相互信頼と暗黙的コミュニュケーション/「方向性
    の判断」をマニュアル化する/OODAの限界
    第4章 状況判断力を高めるマネジメント 76

    1 求められるマネジメント力 76
    軍隊での統率に学ぶ/自律分散型の組織体制/マネージャーの責任と勇気/「手続的正
    義」を尽くして決断する/「失敗に学ぶ」組織をつくる

    2 焦点と方向性を確立する 88
    ビジョンとミッション/ビジョンを共有する/ミッションを付与する

    3 インテリジェンス重視の組織風土 93
    インテリジェンス・サイクルを回す/情報活動での留意点/情報と行動との一体化/
    組織の中でIDAサイクルを回す
    4 目的と目標を確立する 108
    目的と目標の重要性を理解する/まず目的、次いで目標を確立する/目的と目標を混同
    しない

    5 任務(ミッション)を理解する 115
    任務を基礎に状況判断する/ミッションを双方向で理解する/ミッションの付与で意図
    を周知徹底する/目標の整合性を確認する

    6 戦略を構築する 125
    戦略判断と戦術判断を一体化させる/「オーバープランニング」の回避/戦略シナリオ
    を作成する
    第5章 状況把握の要点 130

    1 状況の特質を炙り出す 130
    環境、敵、我を知る/「アウトサイド・イン」思考を活用する/フレームワーク分析を
    活用する/状況の変化を捉える/地政学・地経学・地技学で見る

    2 戦力バランスを算定する 141

    要時・要点での優越を図る/企業のケイパビリティとコアコンピタンスを見る/米国家
    情報会議の国力算定では「環境」を重視
    第6章 可能オプションと行動オプション 149

    1 相手の能力と意図を判断する 149
    能力判断に意図判断を重ねる/制約要因や弱点を探る/能力判断の要点を押さえる/意
    図判断の要点を押さえる

    2 兆候と妥当性から可能オプションを見積る 158
    兆候の重要性を認識する/兆候リストを作成する/妥当性で判断する

    3 シミュレーションとゲーム理論を理解する 164
    対抗シミュレーション/ゲーム理論の活用/米中関係は「囚人のジレンマ」

    4 行動オプション選定の判断基準を持つ 171
    三つの尺度(整合性、実行可能性、受容性)/日本海海戦と三つの尺度
    第7章 直観とセンスを養う 182

    センスや直観は鍛えられるか?/直観は科学的に説明できる/センスやスキルを言語化する/優れた状況判断は平素からの修練の賜物
    コラム①スターリンを動かしたゾルゲの情勢判断 16
    コラム②徳川家康による相対的戦闘力の算定 39
    コラム③計画に適合するよう状況を作れ──パットン将軍 52
    コラム④ロスチャイルドが示した「情報は力なり」97
    コラム⑤織田信長の状況判断と行動の一体化 102
    コラム⑥豊臣秀吉の天下統一は正しい目的と目標の設定にあった 113
    コラム⑦ミッドウェー作戦の〝失敗の本質〟118
    コラム⑧陸軍省戦争経済研究班(秋丸機関)のバイアスと忖度 156
    コラム⑨堀少佐は妥当性の尺度で米軍の行動を正しく予測した 163
    コラム?総力戦研究所の対抗シミュレーションは日本の敗戦を予測した 170



    実践編 ウクライナ戦争を状況判断する 191

    【ウクライナ戦争の長期化を予測】193
    【深刻な影響を与えるエネルギー、食糧危機】195
    【天然ガスの調達が焦点】195
    【サハリンプロジェクト問題の勃発】197
    【日本にとってのサハリン2の重要性】198
    【任務分析】199
    【ロシアの可能オプション】200
    【日本の行動オプションの分析】203
    【我が行動オプションの比較】206

    主な参考文献 217
    おわりに 220
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