1876(明治9)年、道都となった札幌の南に位置する「真駒内」は、クマイザサに覆われ、野草が人の背より高く生い茂った原生林だった。
その真駒内を開拓使の「牧牛場」として選定したのが“お雇い外国人”エドウィン・ダン。以来、牧牛場設置や牧草育成のため、真駒内の開墾は急速に進んだ。
それから150年、様々な人々に承け継がれ、拓かれてきた真駒内地域の変遷を「エドウィン・ダンの会」代表が執筆。ダン来訪の最初期から「ダン後」、戦後のアメリカ軍進駐の頃、冬季オリンピック札幌大会の選手村建設から現在までと、地域の歴史の流れを見渡すことができる。
2002年刊行の『真駒内物語』(北海道新聞社)をベースに、発見された新資料を加えながら「ダン来真駒内150年」を記念して完成した一冊。