特集にあたって:日本特別ニーズ教育学会はなぜ「戦争、核、平和」問題と特別ニーズ教育という研究課題に取り組むのか(高橋 智)
特集
子どもの「戦争・核・平和」問題と特別ニーズ教育研究の視座
―長田新(1951)「原爆の子―広島の少年少女のうったえ―」を手がかりに―(高橋智・石井智也・能田昴)
長崎にて原爆被爆した子どもの「いのち・生活・学習・発達」問題のリアリズム
―長崎市立城山小学校「原爆学級」(1952-1958)の被爆児救済教育を中心に―(石川衣紀・高橋智)
疾患・障がいを有する子どもの核実験被害
―カザフスタン・セミバラキンスクを事例に―(平林今日子)
障害・特別ニーズを有する子どもの平和教育実践
―長崎県の特別支援学校を事例に―(菅 達也)
戦時下の盲教育を覆った施策
―視覚障害児はどう教えこまれたか―(岸 博実)
長崎原爆と特別ニーズ教育
―破壊と創造の遺産に学ぶ―(平田勝政)
原著
知的障害特別支援学校における複数担任制の研究
―ベテラン教師が若手教師に行使するストラテジーに着目して―(花田健史)
実践研究
「エピソード記述」に取り組む特別支援学校教員の「意識と実践」の変容プロセス
―個人から集団への展開に着目したM-GTAによる分析―(垂髪あかり・岩佐直彦)
資料
知的障害のある生徒の障害受容の困難に関する実態調查
―特別支援学校中学部・高等部の教師を対象とした質問紙調查―(生田邦紘・赤木和重)
視覚障害のある女性を対象とする月経教育の指導内容と留意点の検討
―当事者の困難や工夫に関する語りに基づいて―(鶴岡尚子・北岡大輔)
国立大学附属小学校の通常学級における特別支援教育体制の検討
―整備・運用・連携協働の視点から―(有我紀子・奥住秀之)
戦前期大阪市における学校教育・職業教育・社会的保護を接続する教育構想
―思斉学校の対象児童と教育行政上の位置づけに着目して―(磯﨑加奈予)
報告
アイルランドにおける知的障害者の大学教育保障の動向と課題
―ダブリン大学トリニティ・カレッジ「知的障害者トリニティ・センター(TCPID)」の訪問調査(2036年3月)から―(石井智也・能田昴・内藤千尋・石川衣紀・田部絢子・池田敦子・高橋智)
米国ギフテッド教育における専門職員制度の現状と課題
―職員数の減少がもたらす影響に着目して―(関内偉一郎)
後期中等教育における重度運動・移動障害生徒の就学保障と支援制度
―スウェーデンRgRhの2校調査から―(石田祥代)
書評
田中謙著
『日本における言語障害児支援に関する歴史的研究
―北海道におけることばの教室の展開過程と原動力としての支援者養成―』(大伴 潔)
高石啓人著
『スクールソーシャルワーカーによる子どもの権利保障
―教育と福祉の連携を行う専門性とは何か―』(鈴木庸裕)
伊藤駿著
『インクルーシブ教育の比較社会学
―日本とスコットランドの実践から―』(眞城知己)
伊井勇著
『障害のある子どもの放課後と地域福祉
―放課後等デイサービスの二面性―』(田中 謙)
窪島務著
『インクルーシブ教育と特別ニーズ教育
―試金石としてのスローラーナーの認知―」(黒田 学)
図書紹介
松崎保弘編著
『知的障害教育の教育課程
―一歩進んだ理解のために―』(堤 英俊)
田中謙著
『特別支援学校におけるカリキュラムマネジメントに関する基礎的研究
―現状分析に基づく今後の展望―』(新井英靖)
黒田学・武分祥子・野村実編著
『排除と包摂の福祉社会 ―障害児者の発達保障に向けて―』(河合隆平)
2026年度日本特別ニーズ教育学会文献賞および奨励賞の授賞
次号案内
Contents and Abstracts
編集後記