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対話する保育のつくり方

対話する保育のつくり方

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商品説明
本シリーズⅠ『保育の中の子どもの声』では、保育における子どもの位置を問い直し、子どもを「人間」として尊重し、「市民」として位置づける新しい保育実践の創造を提案しました。続編となる本書は、保育カリキュラムに焦点をあてて、具体的に実践を創造する際に必要になる視点と道筋を論じます。カギは、子どもたちを信じるレベルを少し上げてみる、子どもたちに任せる範囲を少し広げてみることです。すると相互の関わりの中で、自ら育ち合う子どもたちの姿に出会うことが、きっとできるようになるはずです。
目次
はじめに

第1章 自分らしさは市民として尊重される生活の中で
1 保育における〈非対称的関係〉を問い直す
2 自分たちのことを自分たちで決める子どもの権利
3 対話とは自らの考えを訂正し合うこと
4 自己性と市民性は車の両輪のように
5 二歳児だって「対話する主体」に育っていく

第2章 対話する保育実践はプロジェクトとともに
1 農繁期託児所の実践から
2 幼児生活団のプロジェクト実践
3 プロジェクト実践への誘い
4 チームオリオン「二十一福神」への道
5 過程を大切にするプロジェクト実践

第3章 時代の中の子ども性と保育の役割
1 「泣き声」も「だだこね」も「市民」の声
2 幼児期を特徴づける「混同心性」と「子ども性」
3 「死んだごっこ」のジレンマ
4 課題としての「子ども性」
5 「子ども性」を保育カリキュラムの前面に位置づける
6 「子ども性」は三種類の「おもしろさ」にけん引されて

第4章 対話する保育カリキュラムのつくり方
1 乳児の保育は「おもしろさ」と「心地よさ」を基礎に
2 幼児期における「おもしろさ」の発達と保育の構造
3 「対話する主体」形成の課題と保育の構造
4 子どもの声と対話的関係に基礎を置くカリキュラム
5 生成するカリキュラムのために
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