「見た目は元気なのに、なぜできないの?」――疲れやすい、忘れっぽい、感情を抑えられない。子どもの高次脳機能障害による「見えない困りごと」を、当事者の体験と医師の解説から理解する一冊です。
著者は、小児の高次脳機能障害の診療・研究に長年携わるリハビリテーション科医・橋本圭司先生。共著・イラストを担当する島野奏世さんは、中学3年生のときに交通事故で脳挫傷を負い、高次脳機能障害を経験しました。
島野さんが自身の記憶や家族の日記を振り返って生み出した恐竜「コージー」が、当事者の感じる世界を親しみやすいイラストで伝え、その症状や行動の背景を橋本先生が解説します。
基礎知識から診断・評価、臨床事例、リハビリテーション、学校・家庭での配慮、福祉サービスまで幅広く紹介。日々の暮らしに役立つ工夫も。本人と周囲のすれ違いを減らし、子どものペースに合った支援を考えるために、ご家族と医療・教育・福祉の支援者に届けます。