咲ける場所に置いてくれ(叢書クロニック)

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商品説明
福祉業界の異端児と呼ばれた男と資格も経験もない素人集団の果てしない情熱と無謀な挑戦の数々が利用者をアーティストに、施設をアトリエへと変えた
国内外から高い評価を受け、世界中を虜にするやまなみ工房の奇跡の数々が初めて語られる!

独創的なアート作品を生み出し続ける障害者施設「やまなみ工房」。やまなみ工房には知的障害や精神疾患を持つ94名のアーティストがいる。彼らの作品は、欧米のアート市場を中心に大きな注目を集め、時に数百万円の価値がつくこともある。やまなみ工房は、様々なミュージシャン、アーティストとのコラボレーションを重ね、国内外の美術展やパリコレクションへ出展するなど、ジャンルを超えた多方面にわたる活動を展開している。
本書は、やまなみ工房の施設長を務める著者が、型破りな発想と果てしない情熱で利用者をアーティストへ、障害者施設をアトリエやカフェ、ギャラリー、ライブハウスに変貌させた奇跡の数々を語る初の著作。
職を転々とした20代、やまなみ工房との出会い、障害者福祉発祥の地・滋賀で著者の父が立ち上げたやまなみ工房の前身・やまなみ共同作業所が設立された経緯や、突然のトラブルで施設の継続が危ぶまれたエピソードなどを紹介。苦悩や葛藤を抱えながらも利用者の幸せとは何かを追求し、試行錯誤を繰す著者の半生が語られる。
さらに、1円の内職から始まったやまなみ工房の活動が、資格やバッググラウンドを持たない個性的なスタッフと利用者の信頼関係によって、作品が国内外で評価されるアートに変貌し、社会を変える姿を描き出す。世界中を虜にするやまなみ工房のアートの本質と光と影の軌跡に迫る。
目次
はじめに

プロローグ――いつも不思議な人たちに囲まれていた―― 

第1章 何も分かっちゃいないくせに 
失敗に終わった冒険
相手の気持ちを考えなさい
赤い自転車
ずっと家の窓の外を眺めていた
キカイダーと白いフォークギター
お葬式のようなコンサート
公開処刑
無期限停学
1日限りの最高の日
ふらふらふらふらのプー太郎

第2章 心が優しい人にしか見えない妖精––ころぼっくる誕生–– 
ジュリー
初めて見つけた居場所
チーム片隅
誰のためのゴール?
なぐり描きと満面の笑み
自分自身のための行為
心が優しい人にしか見えない妖精

第3章 福祉のド素人・福祉界の異端児 
やまなみやまお
不良品を作る天才たち
事実はいつもみんなの心の中にある
福祉のド素人・福祉界の異端児
身勝手な気分屋
なんとかする。大丈夫

第4章 偽物の1万円札よりほんまもんの1円玉
汚れても知らんよ
偽物の1万円札よりほんまもんの1円玉
飛び出せばまったくすごい世界があるもんだ
今日は何する?
正己君のおもてなし

第5章 咲ける場所に置いてくれ
諦めの果ては憧れ
目、目、鼻、口
咲ける場所に置いてくれ
不吉な呪文
とにかく待つこと
菜穂子地蔵
見知らぬ人の最期のお願い
ワンダー・アート・コレクション
いのちの躍動
伸びた鼻が折れた

第6章〝施設〟みたいな施設 
かもしれないフィーバー
親父と僕のNO
無認可から社会福祉法人へ
最高のチームの終わり
〝施設〟みたいな施設
不思議な軍団
悪夢のような現実

第7章 変わるべきは僕のほうだった 
やまなみを追放された親父
五つの誓い
君も自分の歌いたい歌を、自分の歌いたいように歌えばいい
変わるべきは僕のほうだった
うちでよかったら飾ってみなよ
僕の集大成をお見せしましょう

第8章 素人の覚悟 
施設長って何するの?
フィールド・オブ・ドリームス
調子に乗れる時に乗れるだけ乗ろう
素人の覚悟
根拠がなくても何とかする
誰一人断らない
僕に車の移動は敵わない

第9章 超人の芸術
当たり前じゃないことが起こる毎日
Libido展
超人の芸術
福祉臭のしない怪しい人

第10章 DISTORTION―1円の内職が数百万円の価値を生む―
DISTORTION
感動し過ぎて気持ちが悪い
ハチの一刺しでこじ開ける
地蔵とリビドー
1円の内職が数百万円の価値を生む
福祉施設がライブハウス?
大切なことを見失う入口

第11章 アートが分からない僕が大好きなアーティスト
ぐるぐる
幸せの証
彼が笑顔になる時
アンパンマンの歌
私を救いたいのならまず私の環境を救ってよ
お母さんの口癖
恋のカタチ
それが「プライド」
ありのままのあなたでいいんだよ

第12章 ルールはあっても壊すもの―やまなみ工房のチーム論― 
素人上等
物を大事にできない人は人も大事にできない
感じることで創造が湧き起こる
作品が生まれる給食
みんなに助けてもらわないと生きていけない自信がある
ルールは壊すもの

第13章 障害は人と人の間にある
誰のための支援?
僕たちの人間性にかかっている
みんなを社会の手本に
すべては彼らが幸せを感じるために
最高傑作は次に起こる何かなんだ

あとがき
謝辞
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