生きるために必要なことはオカンと西成の街がすべて教えてくれた
活動30周年を迎えた日本を代表するラッパーがオカンと西成の街ともに生きた半生を初めて語る
「人間むき出し。人生悔いなし。」
築100年、風呂なし、家賃4100円の長屋育ち、両親の離婚、オトンの借金、ヤングケアラー、30歳過ぎでラッパーとしてデビュー、三角公園での炊き出し、米カンパライブ、オカンの介護、居場所を失う、50歳目前での独立、オカンとの別れ……
「俺は子どもの頃からネスカフェゴールドブレンドの空き瓶に飾られた切り花
を来る日も来る日もずっと眺めてきた。切り花は最初のうちは生き生きとして
凛として佇んでいる。
せやけど、次第に枯れ始めると首をもたげ、花びらが落ち始め、枯れ果てて
しまう。人間の一生も同じサイクルを辿るんやけど、大切な人であればある
ほど、衰えていく様は直視しがたいものやね。」(本文より)