教育に関する勧告の適用にかかわるILO・ユネスコ合同専門委員会(CEART)報告書を、翻訳し、解説を付した本。本報告で強調されているのは、学校教育や教職員にかかわる政策や行政に関して、教職員が個々人としてばかりでなく、団体として参加することが教育問題に関わる社会的対話の促進である。また、この2000年報告書は国際的な観点から、日教組をはじめとする教育運動のこれからのあり方や方向性を確かめる上からも貴重な資料といえる。著者は、国民教育文化総合研究所の代表を務める嶺井正也さん(専修大学)と、今後の活躍が期待される若手のホープの大和田雄一さんと田口康明さんの三名。CEARTの日本語訳についても、重要なポイントが指摘され、注目されそうである。