授業時数が世界最少のフィンランドでなぜ世界一の学力か?
…問題は単に時間数にあるのではなく、教員が十分に準備し、体力・気力ともに充実して授業に当たれるかどうか、あるいは子どもたちが準備段階の学力に達していて、元気に生き生きと授業に入っていけるかにある。教師も子どもも疲れていたのでは、時間数を増大したとしても効果は少ないだろう… (本文より)
「OECD生徒の学習到達度調査」(PISA)、「国際数学・理科教育動向調査」(TIMSS2003)などの結果から、日本の子どもたちの学力低下が論じられている。授業時数の増加や総合学習の削減など、これまで日本の教職員が蓄積してきた教育改革の実践を覆す動きも出ている。果たして日本の子どもたちの「学力」は低下しているのか?問題の本質はどこにあるのか。
日本の「学力低下」が議論となる中で、子どもたちの立場にたった、私たちの目指す学力の姿とはなにか。競争しなくても世界一のフィンランドの教育からその方向を探る。すべての教育関係者、保護者、研究者、学生必読の書。