• 発売日:2024/11/28
  • 出版社:航思社
  • ISBN:9784906738519

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全共闘晩期

全共闘晩期

通常価格 2,750 円(税込)
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商品説明
歴史の歪曲を糺す

1970年7.7華青闘告発の直後の山村(梁)政明の自死につづく川口大三郎虐殺事件と「早稲田解放闘争」、各大学で執られるようになった支配構造とは何か。全共闘後期から2015年SEALDs、さらに現在と未来の社会運動をめぐり数々の問題を剔抉する。
樋田毅のノンフィクション『彼は早稲田で死んだ』、それを原案とするドキュメンタリー映画、代島治彦監督『ゲバルトの杜』は、歴史を歪曲し、真実から目を背けている。
われわれは、記憶し、闘争し、最後まで忘却を拒否する、まつろわぬ者どもである。
目次
巻頭言
 本書は何から始まり、何をめざしているか? 絓秀実・花咲政之輔

第Ⅰ部 シンポジウム
 映画『ゲバルトの杜』徹底批判
 大野左紀子・河原省吾・菅 孝行・
 照山もみじ(金子亜由美)・絓 秀実・花咲政之輔

第Ⅱ部 政治の表象/表象の政治
 記憶の修正・歴史の偽造―映画『ゲバルトの杜』への心象を起点に 菅 孝行
 「川口君事件」をいかに「語る」か 照山もみじ(金子亜由美)
 誰のための鎮魂なのか――川口大三郎事件と早大解放闘争は終わらない 河原省吾
 暴力への想像力 大野左紀子
 川口君追悼とは真逆の虐殺者免罪映画 水谷保孝
 樋田毅『彼は早稲田で死んだ』を鼻つまみにし、歴史のくずかごへ 前田年昭
 「絶望」と隣り合う「希望」とは如何なる謂か?――代島治彦『ゲバ杜』とその言説・徹底批判 絓 秀実
 昂揚会・原理・早稲田リンクス――奥島「改革」後の早大管理監視体制 花咲政之輔
 鼎談 虐殺者の側に立つ映画 亀田 博・絓秀実・花咲政之輔

第Ⅲ部 全共闘晩期
 「六八年」をめぐる個人的な抵抗 稲川方人
 早稲田は誰に住みよいか 津村 喬
 梁政明の死 津村 喬
 山村(梁)政明の闘争と抵抗 小泉義之
 なんとなく、カクマル――「暴力批判論」のために 長濱一眞
 内ゲバとアソシエーション 吉永剛志
 新左翼とは何だったか―一九六九年の未完の階級構成をめぐって マニュエル・ヤン
 天皇制の「永遠」と内ゲバの「終焉」 絓 秀実

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