本と、おいしいもの。どちらにも等しく熱量を注ぎ込む姿はパワフルにして軽快だ。読むこと、食べること、つくること、そしてなにより人と交わることが、著者にとっての「生きる」ことなんだと思う。一緒に笑ったりふんふんうなずいたりしながら、あっというまに読破してしまった。ああ、楽しかった。本屋さんも、おいしい食べ物屋さんも、きっとちゃんと地元で生き残っていくだろう。そんな希望が湧いてきた。
――宮下奈都(作家・福井県在住)
北陸の本屋を巡って、
その土地の本を収集し、
その土地の美味しいものを食べる喜び。
「生きる」には、「食べる」と「本屋」が必要だ。
なぜなら、その時、その街でしか出会えない
ひとときがあるから。
福井県大野市で本を作る本屋「HOSHIDO」を営む編集者・サトウミキヨが、
北陸の本屋を巡り、その魅力を綴った一冊。
街の書店、古本屋、ブックカフェなど、
本を「手渡す場所」に息づく人々の想いや営みを描き出します。
街歩きにはなくてはならない
美味しいものもご一緒に。
能登半島地震を経た今だからこそ残したい、
北陸の本屋と食文化へ
祈りと応援を込めた本です。