【村上和雄博士から託された「サムシング・グレート」のバトン。リトと仲間たちが時空を超えて見つけ出す、たったひとつの「かけがえのないもの」】
「ぼくは、何のために生まれてきたんだろう?」
一匹の犬の男の子・リトの旅を通して、あなたの心へ届く、いのちの物語。
作家・映画監督として、また長年特別支援学校の教員として、一貫していのちの優しさを発信し続けてきた山元加津子(かっこちゃん)の代表作『リト』。
最先端の遺伝子研究の権威であり、宇宙の偉大なる意志(サムシング・グレート)の存在を世界に伝えた故・村上和雄博士の、「こんどは僕に代わって、かっこちゃんがサムシング・グレートを世界中の小さい子からお年寄りにまで伝えていくんだよ」という言葉から生まれた、不朽の名作ファンタジーです。
主人公の「リト」は、小さな犬の男の子。
ある日リトは、出会ったおじいさん犬から「かけがえのないものを探すんだよ」という言葉をかけられます。それがいったい何なのかを知りたくて、リトは広い世界へと旅を続けます。
旅の途中で出会う、さまざまな出来事、たくさんの仲間たち、そして時に直面する切ない別れや困難。それらの冒険を一生懸命に歩むなかで、物語は大きな優しさに包まれて動いていきます。
それは、リトが自分自身の答えを見つけるだけでなく、旅の途中でリトと出会った仲間たちまでもが、それぞれに自分にとっての「かけがえのないもの」を一緒に見つけ出していく、奇跡のような循環の物語でした。
ああでもない、こうでもないと考えたり悩んだりして迷子になりそうなときも、私たちの身体の奥にあるサムシング・グレートは、いつでも宇宙の大きな愛と直接つながり、私たちを一番いい方向へとちゃんと導いてくれています。
頑張って何か特別なものになろうとしなくても、ただそれだけで、どうしようもなく尊く、完璧に愛されているのだということ。
本当に大切なものは何かを、子どもから大人まで、誰もが深く考えることができる魂のファンタジーです。
リトと仲間たちの健気な姿にハラハラドキドキし、やがて涙があふれたとき、あなた自身の胸の奥にも、きらきらと輝く「かけがえのないもの」がきっと見つかるはずです。