「私にとって、この本はワクワクしっぱなしの夢のような本です」――山元加津子
長年、特別支援学校の教員として子どもたちと過ごしてきたかっこちゃん。音楽が大好きな子どもたちの中のある男の子が、ある日悲しそうに言いました。「楽器を弾きたいけど、楽譜が読めないから無理だよね」
「そんなことない。したいならしよう!」そう思ったときにひらめいたのが、楽譜が読めなくても数字が並んだ「タブ譜」で気軽にポンと奏でられるウクレレでした。そこから、多くの子どもたちがウクレレを心から楽しむようになっていったのです。
そんなかっこちゃんが、自分でも難しい曲に挑戦したいと思ったときに出会ったのが、本作でナビゲートを務めるウクレレ広報マン・にっしぃ先生でした。
「無理!」と言われてもおかしくない最高峰の難楽曲『ボディサーフィン』を「弾きたい」と言ったかっこちゃんに、にっしぃ先生はたった一度だって「無理」なんておっしゃいませんでした。どうやったら弾けるかを一緒に悩み、優しく笑って「だいじょうぶ」と背中を押し続けてくれたのです。その結果、なんとハワイで、その曲の作曲者の息子さんであり世界的演奏家でもあるハーブ・オオタ・ジュニアさんと一緒にステージで演奏するという、魔法のような奇跡まで叶ってしまいました。
「かっこちゃんの作った曲をウクレレで弾きたいから、楽譜がほしい」
全国のたくさんの方々から届いたその温かい声に応えて、この本が生まれました。
さらに、この本に大好きなウクレレの音色のような優しい魔法をかけてくれたのは、オーストラリア・メルボルンでの奇跡的な出会いから深い絆で結ばれているアーティスト、トシさん(ハンダトシヒトさん)です。かっこちゃんの著書『大切な花を心にひとつ』の挿絵や、小松にある「モナの森」の壁画も手がけるトシさんが、「だったら僕が絵を描こう!」と、この本のために最高に美しいイラストを描き下ろしてくれました。
史上最高のウルトラマンのようなウクレレの先生・にっしぃ先生と、世界を温かく包み込むアーティスト・トシさん、そしてかっこちゃん。
「いつかウクレレの本を出すことがあったら、大好きな人たちと一緒に作りたい」という夢が、サムシング・グレートの導きによって、そのまま形になったしあわせいっぱいの一冊です。
楽譜が読めなくても、楽器にふったことがなくても、何も心配いりません。にっしぃ先生の丁寧なナビゲートと、トシさんの美しい絵、そしてかっこちゃんの優しい音楽に包まれて、あなたもウクレレの扉を開けてみませんか?
にっしぃ先生と、トシさんと、かっこちゃんと、そしてこの本を手にしてウクレレを弾いてくださる「あなた」という大切な4人で、この世界に優しくて平らかな音色を一緒に奏でられたら、これ以上のしあわせはありません。
ウクレレ初心者から、かっこちゃんの音楽を愛するすべての人へ贈る、愛と笑顔の楽譜&ブックです。