【「この世は苦しみばかり」それが本当にブッダの伝えたかったことなのだろうか? ブッダから親鸞、道元まで、日本の主な宗派の物語を優しく網羅しながら、仏教の本当の姿は「いつもしあわせで、完璧に守られている」という、とびきり優しい教えであることを解き明かす、感動の物語】
長年にわたり、目に見えない大切な心や歴史を独自の視点で伝えてきた赤塚高仁と、子どもたちのいのちに寄り添い、宇宙の約束を紡ぎ続けてきた山元加津子(かっこちゃん)による、魂の共著です。
多くの人は「仏教」と聞くと、「四苦八苦」や「この世は思い通りにならない苦しみの世界である」という、どこか厳しくて難しいイメージを持つかもしれません。しかし、本書の著者たちが深く学び、書き進める中でたどり着いたのは、全く逆の温かい真実でした。
わたしたちのいのちは、宇宙の最初の一点から、大宇宙の大きな愛によってあらかじめ祝福され、必要とされて生まれてきました。出会いも、言葉も、悲しみさえも、すべては天の優しいめぐりの中にあるのです。
本書は、そのことをみんなに伝える。「ブッダ」の誕生から物語が始まり、そしてその光の流れは日本へと伝わり、最澄や空海、法然、そして親鸞、道元、日蓮、蓮如といった、それぞれの時代で人々の心を照らした名僧たちの物語へと繋がっていきます。日本の主な宗派を優しく網羅した歴史物語としても、読み応えがあります。
道元や親鸞たちがかつて語った言葉は、遠い過去のものではなく、いまを生きるわたしたちのそばに静かに息づいています。「あなたはひとりではない」「心がぐちゃぐちゃなときでも、ただ見ていてくださいと願うだけで、それが祈りになる」。
お坊さまたちが命がけで残してくれたのは、誰かと比べることのない、自分の内側から湧き上がるあたたかないのちの灯でした。
違いを超えて、深いつながりを見つけていくこれからの時代。今までの仏教の枠にとらわれない新しい視点から描かれた本書は、読めば読むほど心がぽかぽかと温かくなり、自分自身が大きな愛にまもられている安心感に包まれます。
いまを一生懸命に生きるすべての人へ、未来へ進む温かい勇気と、大宇宙からの優しい約束を届ける、愛と光に満ちた一冊です。