津軽地方は豊かな自然と文化の歴史に恵まれた地域でありながら、広く知られていない側面が多い。本書は、ふりがなのついた日本語と簡明な英語のバイリンガル形態をとり、読者がそれぞれのニーズに応じて理解を深められるようデザインされた。この地域を訪れる観光客やおもてなしをする方が、ガイドブックとして利用することもできる一冊。第1~4章では地域の歴史をたどり、第5~7章では、聖なる場所や信仰に根づいた風習、第8~13章では工芸、芸術、音楽や文学に焦点を当てている。
<編集者イチオシ!>
日本の歌謡曲を通して紹介されてきた津軽のイメージは、しんしんと雪の降り積もる冬景色とそこに暮す寡黙な人々かもしれません。けれども長く厳しい冬の後だからこそ、春の桜は一層美しく咲き誇り、夏の祭りは熱くにぎわい、寒さに鍛えられたりんごの木に秋に実る果実には、えもいわれぬ甘みが宿るのです。本書は、このような地域で産声をあげ、時の試練を受けながらも大切に守られ、大事に育まれてきた豊かな文化に光を当てます。扱うテーマは多岐にわたり(歴史、信仰、風習、建築、祭り、工芸、芸術、音楽、文学など)、それらの陰と陽の側面が、縄文時代から現代までの長大な時間軸の中で、バランスよく描かれていきます。
本書はフリガナつきの日本語とわかりやすい英語の2か国語で書かれているため、対訳を読みながら英語力をつけたい日本の読者だけでなく、日本の大学で学ぶ留学生、海外からのお客様など、多くの方々のニーズに応えられるものとなっています。津軽と世界をつなぐ本を、ぜひみなさまそれぞれの用途にお役立てください。