谷川俊太郎さんが亡くなる約1年前に残した一行詩17編
・かべがかなしみを ふせいでくれる
・このかべのむこうで おおぜいがさけんでいる
・かべはきく ちかのとどろき
・じめんもかべも ときのこども
・かべにひそむのは いのちの おんど
・みえるよろこび みえないかなしさ
・みえないよろこび みえるかなしさ
・かたちはいまも うごきをゆめみる
・かべには うそがある じめんには ほんとだけ
・なんとなくうまれたかべの ふくみわらい
・じめんはほしのもの かべはひとのもの
・かべのふるさとも このほし
・かべはみのらない かべはさかない
・いろがみな しろからにじんでくるわけではない
・かべをこえて おぼろげな じめんのおわりへ
・ひとりぼっちのかべを じめんはささえる
・このかべのむこうに ちへいせんがある