「卵子と精子の時代」(FRIDAY)と「老いを見つめる」(nippon.com)、二つの好評連載が再編集され、装い新たに一冊の写真集として甦りました。
世界で一番美しい脳の写真集『ひよめき』や『ロマンティック・リハビリテーション』『ホネホネたんけんたい』などで、生命や身体のヴィヴィッドなイメージを提起してきた写真家・大西成明の最新写真集。生殖医療最前線と日本老人列島を巡り、「生(性)と死」を見つめたフォトドキュメント。
私は、動物・植物・鉱物の生老病死を写しながら、いつも「細胞と宇宙」のことが気になっていた。
ならば、生老病死の「生」以前と「死」以後にどんな世界が広がっているのか、そこを触ってみたかった。いわば「生老病死のあとさき」。
われわれの生命はどこからきてどのように生まれたのか、そして死ぬとどこへ行くのか。
「卵子と精子」の声に耳を傾け、死に臨む「老境」の夢現を漂うこと、それが本書の目論見だったのだ。(「あとがき」より)