[第一特集]非正規公務員
●声をあげ続ければ変わる
本誌は「官製ワーキングプア」特集(2015年9月創刊号)から始まりました。特集だけでも32号「公務から『非正規』をなくせるか」、41号「均等・均衡待遇はどこまで進んだか」、55号「非正規公務員問題を一歩前に進める」など、一貫した問題意識で特集と記事を重ねてきました。そのなかで、当事者が声をあげた要求が、時間をかけて一歩ずつ実現していく現場に立ちあってもきました。
近年は、公務の人材危機が深刻化し、24年には人事院が「3年公募要件」を廃止し、日本労働弁護団が「非正規公務員立法提言」を発表するなど、この課題は新たなフェーズに入りつつあります。これまで何が変わり、何が変わっていないのか。あらためて、私たちの社会を支える非正規公務員を、今後どう支えていくのかを考えます。
[第二特集]労働組合の「伝え方」を問い直す
●「伝達」から「対話と学びあい」へ
労働組合の情報発信、そして組合員や市民とのコミュニケーションのあり方が、いま大きな転換点を迎えています。紙媒体からネット媒体へのメディアシフトが社会全体で進む中、社会運動のあり方も大きく変わってきました。国会前と全国各地に広がる「#平和憲法を守る」デモは、SNSで呼びかけられ、とりわけ若い世代の参加が目立っています。色とりどりのペンライトや多彩なプラスター、のぼり旗の写真とともに、それぞれの思いやストーリーがタイムラインを駆けめぐっています。こうした中、労働組合も紙媒体の機関紙・宣伝物からネットメディアに移行するケースが増えてきています。また、会議や学習会、「1対1の対話」の場を、一方的な「伝達の場」から双方向の「対話と学びあいの場」にしていく工夫も広がってきています。第二特集では、こうした労働組合の「伝え方」をあらためて問い直します。