●斎藤幸平さん推薦!
「脱成長コミュニズム」の始まりはこの本にある!
●インド、アルジェリア、ラテンアメリカetc…マルクスは非西洋社会にも大きな関心を持っていた!
実は西洋社会の外にも大きな関心を持っていたマルクス。『資本論』や『要綱』といった主要著作とも密接に関係するマルクスの思想の変遷を、「周縁」のテーマから一冊で捉えた名著が復刊!
ジャーナル記事や未刊行の抜粋ノートなど、著作化されていない膨大なテクストを概観すると、マルクスのジェンダーへの関心や、当時は資本主義の「周縁」に存在していた非西洋社会への接近が見えてくる。
あらゆる社会問題が資本批判と切り離せない構造を持つことを見抜いたマルクスの視点は、現代でも有効である。今日の戦争も、ジェンダーや移民にかかわる社会問題も、すべては資本が背後で糸を引いている──。
※新版の刊行に際し、訳文を更新の上、著者の新たな論文「一〇年後に寄せて」を追加しています。