昔10時間かかった仕事は、テクノロジーの発展により1時間でできるようになった。しかし、浮いた9時間はどこへ行ったのだろうか?
世界的投資家であるウォーレン・バフェットはかつて、「階級闘争は富裕層側からも仕掛けられており、しかも富裕層は勝ちつつある」と勝利宣言を行った。その階級闘争は、まさしくIT億万長者(テック・ビリオネア)が技術(テック)を通じて仕掛けたものである。
庶民から失われた9時間が実はテック・ビリオネアの懐に入っていて、そのためにテクノロジーが使われてるとしたら──?本書では、億万長者ではない私たちの見取り図と戦略を記す。
「AIが賃労働を肩代わりし、人間は働かなくてもよくなる」というビジョンが永遠に先延ばしされたユートピアであることを示した上で、現実的なさまざまなヒントを多数取り上げる。ヒントは管理を逃れること、古いものの修理、ネット黎明期のハッカー、そして「職場のモノを壊す」こと──?
テクノロジーに希望を見出す人、不安を抱く人、双方が必ず通るべきテーマである「社会とテクノロジー」の問題系を幅広く網羅。スリリングで圧倒的に面白い、希望の書が待望の刊行。
★木澤佐登志さん推薦!
機械(オートメーション)との闘争は、私たちの〈自律〉を取り戻すための闘争に他ならない。労働とテクノロジーの未来について考えるための、最良の入門書。