「吉根の戦争・軍事体験ノート」は、名古屋市守山区吉根に知られる地下壕、空襲、高射砲陣地、砲兵陣地進入路、工兵道路の理由を地理に探る。「地域博物館が投入する資本に担保とするもの」は、本書で継続してきた博物館の経済社会学的検討の続編である。 「はじまりのタウト」は、33年前の書評論文 「博物館史はどう読まれてはならないか」の改訂稿を本書に掲載するにあたり、同論で引用したドイツの建築家ブルーノ・タウトのことばを追跡し、同論の意味をあかす。
〈目次〉
・吉根の戦争・軍事体験ノート……犬塚康博
・地域博物館が投入する資本に担保とするもの―淘汰の歯止めのない合理化に―……内田洋隆
・はじまりのタウト―「博物館史はどう読まれてはならないか(改訂稿)」に寄せて……犬塚康博
・博物館史はどう読まれてはならないか―『博物館基本文献集』の書評にかえて―(改訂稿)……犬塚康博